せん妄

混乱部屋

ICUとはいっても、ちょっと相部屋っぽくなっている部屋もあります
簡単に説明すると、患者さんは向かい合って寝ている状態になるようにベッドが置かれています
壁ー頭ー足ーカーテンー足ー頭ー壁
並行に寝ているのではなく、こういう相部屋
わかったかな~

今日受け持ったこの相部屋2人
2人とも、混乱
1人は、大動脈解離の修復とバイパス術
術後いろいろあって、最終的にはAmiodaroneの点滴をしていたのでまだ病棟には出せず

今日の日付を聞くと
"November"
じゃ、西暦何年?と聞くと
"19. . ." で止まる
こりゃ、だめだ

今いるところはどこですか?に対しては
"some kind of facility. . ."
まぁ、間違ってはいないけれど、人はそれを「病院」と言う

some kind of facilityにいる理由は?と聞くと
"for my granddaughter"
そうじゃないだろぅ・・・自分が手術したんだって

相部屋の相方は、ストーマ造設だけどノルエピネフリンを使っていてICU行き
ICUのベッドがないので、CVICUにいらっしゃいました
いきなり、ベッドから降りようとしている
「家にはまだ帰れませんよ」と言うと、
「家じゃない!銀行に行くんだ!!」と怒り出した・・・夜中の3時です

とにかくこの状態で昨日は一睡もしなかった2人とワタシ
しかも朝になってスタッフが足りず、さらに4時間この2人にお付き合いしてオーバータイム

今日は受け持ち二日目
さすがにネを上げた準夜勤のナースが、シッターさんのオーダーを取っておいてくれた
シッター = Special Care Attendant
つきっきりで身の回りのお世話をします
(助手さんが、シッターさんをします)

久しぶりだなぁ・・・SCAの必要なケースは
Med/Surgでは、日常的にあったのに
今は、書き込む書類が複雑になっていて、看護記録以外に24時間の詳細な観察記録を書かされるようで・・・
一覧表にシッターさんが必要な理由をびっしり書かされ
次のベージには、患者さんの行動や症状のチェックリスト
「叩いた」「蹴った」「パンチをくらわした」
に始まって、
「かみつく」「つばをかける」「物を投げる」「つかむ」・・・
か、かなり暴力的です

「ライン類を抜こうとする」「椅子やベッドから降りようとする」というのは、よくあることですが・・・

なかには、「言い寄る」←カワイイナースにでしょうか、ね(tisaneはまだ一回も経験がない)

Using wepons

これ、どぅ おもいますか?
棒とか?
まさか、ナイフや拳銃じゃないでしょうね~~~
スリッパくらいなら許してあげるけど

Verbal aggressiveのところなんか、どなる、叫ぶ、がみがみ言う、批判する、ののしる、脅す
だそうです

困ったものです

明日は勤務3日目
また、このお2人とお付き合いなのか、それとも新しい患者さんになるのでしょうか

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されど せん妄

昨日ブログに書いた「ICUシンドローム」っていうコトバは古いそうで、今ではICU psychosis, ICU syndrome, acute confusion state, septic encephalopathy, acute brain failureが全て
Delirium せん妄
に統一されているそうです

たかが・・・されど
実はICUにいる80%近くがせん妄状態
つまり、66%くらいは認識されていないまま・・・

そうかも~
気づかないだけで、予備軍はたくさん

たまに お勉強して一番びっくりしたのは、Hypoactive delirium(低活動性)のせん妄のほうが、Hyperactive(過度な活動性)のせん妄より死亡率が高い
ってこと!

無関心、無表情、ぼーっとしているほうが、ソワソワ、イライラ、興奮状態で、何でも抜いちゃう人よりアブナイんです

まぁ、いろいろ分かったんですが(いろいろ、知らなかったんですが)
まずは、睡眠第一
昨日のおじさんにも、睡眠導入剤あげればよかったんだ・・・後悔

抗コリンを投与中なら、なるべく控えましょー
抗コリン??
なじみの薬でいうと、Atropine(除脈), Iprotropium(気管支), Oxybutynin(おしっこ)

ついでに、電解質もチェックしてね

FDAに認可されているせん妄用の薬はないのですが、Haloperidolを使うならQTが長くなるので注意
ほかには、Risperidone(抗精神)やSeroquel, ZyprexaもOKだそうです

以上、T. Noteからの抜粋でした~

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