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May 30, 2009

最初は誰だって呆然とする

やっと帰ってくることが出来ました…ブログ
新電子カルテのスーパーユーザーになってから、どっと疲れてブログ書く余力なく…
当初2週間だけのスーパーユーザー契約だったのですが、まだまだナースたちが新カルテでの業務に慣れるまでには時間が必要、ということで
スーパーユーザー業務がもう一週間延びました
来週の金曜までです

たった二週間で、ナースたちに今までのように機敏に働け、というほうがムリな話で、おとといだって準夜勤から申し送りを受けたまま、はてどうしたものか…と優先順位どころかルティーンの業務すら頭からすっぽり抜けて立ち尽くしていたナースだって居たのです
周囲は、「すでに新しいシステムになって二週間たったのに」というニュアンスのことをささやいていました
tisaneは、こういうのイヤなんです
誰だって最初は戸惑う
涙がこぼれたナースだっていたし、怒って顔が真っ赤になったナースだっている
陰口を言ったナース達だって、最初はとまどったはず
だから、大きな声で言ってしまった
「呆然として何も出来ないのは、当たり前の反応だ!」と
tisaneがスーパーユーザーとして見ている限り、みんな同じように最初は何も出来なくなる
必ず数日たったら出来るようになる、と
これで、陰口はとりあえずやめてくれました
ほぉっ スーパーユーザーの役割に、こんなことまで含まれてくるとは…

慣れていないのは、処方を出す医師も同じ
こんがらがって、かわいそうなくらい
しかも、頼りにしてきたベテランナースに「どうするの?」と聞いたところで、病院全体が新しいシステムになっているんだから、ベテランも何も関係ない
「医師の処方ソフトまでは、知りません」としか答えようが無い
それより、自分の記録で手一杯

昨日は、開胸術後の患者さんで、血圧の安定しない患者さんをベテランナースが受け持っていた
彼女は今回が始めての患者さんのケア、ということでtisaneがつきっきり
夜の0時
血圧と心拍出量のために、医師がドブタミンを処方した
ドブタミンは、0~10 mcg/kg/minの範囲で看護師が調節できる

お手伝いのtisaneが輸液ポンプに濃度を設定
250mlのバッグに500mg
ポンプの体重設定が89.9kgだから、3 mcg/kg/minから点滴をはじめるとしたら → 8ml/hr(細かくは覚えていないけれど、だいたいこんな数字)をポンプが示した
さて、記録をしようか、とコンピューターに戻る
点滴薬の画面を開け、3 mcg/kg/minで開始、と入力すると、コンピューターは「4.5 ml/hr」と表示するではないですか~
なぜ、ポンプの設定と違う!

よくよく見ると、処方した医師は患者さんの体重を身長と年齢から割り出した「理想体重」で処方したものだから、体重が50.1 kgの設定になっている
50キロ…あたしより少ない?
ベッドの上の患者さんを見る・・・ん~~~、アタシより軽いとはどうしても思えないぽっちゃりおばちゃんだ
どう見ても、80キロはありそうだ
これで、50キロなんてありえない!

医師に体重を変更するようにお願いするも、却下
どうして却下なのか分からないが、却下された
どうしても「理想体重」でドブタミンを調節してくれ、というのだ

受け持ちのナースに説明する
処方画面では50キロで計算してあるから、ポンプの量を見ないでコンピューターの処方画面でドブタミンを調節してね、と

4時間後…
記録のチェックをしているときに、偶然発見 → やっぱり、ポンプの体重で投与量を調整していた
実際に点滴で流れている量 (ml)を記録すると、倍のmcg/kg/minを投与しているように記録される
これでは、受け持ちナースの投与したい量の倍だ(体重の設定がほぼ2倍なので)
実際には8 ml流しているからコンピューターに8 mlと入力すると、6mcg/kg/minと記録されてしまうのだ

かといって、89.9kgで3 mcg/kg/min流しているから
コンピューターに3 mcg/kg/minと記録すると輸液量は4 mlだが、実際には8 ml流れているのだ
本当の輸液量の半分になってしまう
これでは、うその記録になる

「tisaneはこのことを言っていたのね~」と受け持ちナース
うぅぅ…、説明したときには実は分かってもらえていなかったのだ
それも、分かります
ほかの事で手一杯で、多分説明しても伝わらなかったか忘れてしまったのか

医師も、この事実を見て自分の処方の危険さを認識
「理想体重」での処方は中止になりました
だから、最初に言ったのにぃ

さて、来週にはもうすこし安全なケアができるようになるのでしょうか
今一番の課題は、新しいシステムを使って申し送りができるようになることです
そのためのプリントも配布しました
あと少し、がんばります

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Comments

申し送りのプリント、わたしも欲しいで~す。
一番不評なのが、申し送りにすご~く時間が掛かるようになったこと。ほとんどのナースがブーブー言ってます。今までだったら7時半には仕事を始められていたのが、いまや8時近く。わたしは仕事場に来て早々アサインがでていたら早速Timemarkだけは済ませちゃいます。

患者さんの部屋へ朝回るついでにちょこちょこ最初のアセスメントを1/3ぐらいして、後でまた戻ってチャート、ということもしてます。なにせあとで~なんていっていたら何時までも終わらないし状態。

なんかうまくショートカットできる裏技ご存じないですか?

Posted by: NeNe | May 30, 2009 at 08:11 PM

うわ~すべてコンピューター化って大変!コンピューターに時間を取られて看護の質が一時的に落ちそうですね、これも慣れるまでしょうがないのかな!?
いい加減な医師の指示が危険なミスにつながる・・・
今まで以上に指示が正しいかの確認しながらの仕事って時間がかかって大変そう!早く皆が慣れることを願います!Tisaneさん頑張って!

Posted by: ハピ | May 30, 2009 at 08:35 PM

☆NeNeさん
2回目のアセスメント記録のとき、1回目の記録をコピーしていますか?
コピーして見直すほうが、また一から入力するより早いです…ただし、「コメント」もコピーしちゃうので注意
1回目のアセスメントでなるべくコメントを入力せず、時間を1分でもずらしてコメントするっていうテもあり?

申し送りの時間短縮のためには、申し送りで言いたいところをあらかじめ"significant data"として黄色にしておくと、次のシフトに伝えるときに見つけやすくてラクです

NeNeさんも裏技見つけたら、教えてくださいませ

☆ハピさん
応援&声援、ありがとう
「患者さんのところにいる時間が無い」というのは、みんなが文句を言っています
”記録が終わるまで話しかけないで!”って患者さんに言う、とか悪いジョークまで飛び交って、ハハハ
こんな看護、ちょっと前までは考えられなかった

Posted by: tisane | May 31, 2009 at 10:43 AM

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