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アメリカで働くとき

アメリカで働くっていうことは、アメリカ人と働くということ(当たり前だけど)
アメリカ人と働くっていうことは、つまりいろんな国から来ている人たちと働くということになるんです
アメリカ人=白人というわけにはいかない
人種のるつぼ・・・

そんな中、日本人のtisaneが特に難しいのが、つい「和」を重んじちゃうということ
イヤなことをガマンして、その場を丸くおさめてしまう・・・これって、"teamwork"と言われることもある
でも、この我慢という概念のない文化では、"sacrifice"(犠牲)と表現されるらしい

tisaneの病棟では、シフトのはじめに前のシフトのチャージナース、これから始まるシフトのチャージナースとスタッフが集まって、簡単な患者さん全員のプレゼンをしてから受け持ちを決めるシステムになっています
その時に、スタッフの数が多い場合は、誰がどの病棟にフロート(派遣)するのかも、合意の上で決めます

フロートは、病院の経験年数の一番少ない人 (lowest seniority)が対象
この日、ステップダウンユニットに一人「2時間オリエンテーション後、そのまま残って他のナースの休憩のための交替ナース」となるナースが必要でした
その時、一番経験年数が少なかったのは、1年前に中国から来てアメリカでナースになって、2ヶ月前にウチの病棟のオリエンテーションを終えたZさん
当然、Zさんがステップダウンに行く、というように、スタッフィング・オフィスからのリストにも記載してありました

ところが、Zさん
「イヤ、ぜったいイヤ!!」と、言い出した
みんなが、「フロートってそんなに、悪くないよ~」とか「患者さん、簡単だし~」とか「オリエンテーションと休憩の交替だから、楽勝、楽勝」となだめている
優しい・・・

でも、Zさんは「イヤだ、ステップダウンには行きたくない!」の一点張り

とうとう、そんなこんなで15分も無駄になっている
これからみんな、受け持ちを決めて、それぞれの申し送りを聞き仕事にとりかからなくてはいけない
Zさんはそれでも、「行きません!」

tisaneは、腹が立つ(めったにないことだけれど)
15分も、こんなくだらないことに時間を費やして、待っている患者さん達はどうするの?
先の見えない論議につい、

「アタシが行きます、これ以上時間を無駄にしてもしょうがないですから」

と立候補してしまった・・・
また、やってしまった
「和」なんて、どうでもいいのに、行きたくない病棟へのフロートを買って出るなんて~

実際、ステップダウンに行くのは全然かまわない
それでも、後で日勤の主任に事実を伝え改善を求めた
「イヤ」と言い張ればその「イヤ」が通じると思われるのは、困る
病院の規則で、経験年数の低い人からフロートすることになっている、ということをもう一度Zさんに教えておいてほしい、と
さらには、その場にいた主任が何も言わなかったことにも不服申し立て、だ
日勤の主任から、夜勤の主任にちゃんとこういう場合はスタッフを指導するように伝えてほしい、と

せっかく「みんな合意の上受け持ちを決める」という体制が出来上がっている
だから、「○○の受け持ちになりたいけれど、いいかしら?」とお互いを気遣いながら受け持ちを決める
その気遣いの表れが、シフト中にお互いに助け合ったり、急変の対応の結束を高めたりするチームワークにつながっているのに・・・

tisaneがそのまま黙っていたら、sacrifice(犠牲)になっただけ
Sさんも、態度を変えず、いつも「しょうがなく」かわりにフロートする人たちの善意に甘える一方
そういう行動は、take advantage of と表現される 
同僚からは、Don't take advantage of you. (つけ込ませないで)などと、同情される

実は、このことで上司に改善を求めるつもりはなかったんです
自分で「行く」と言ってステップダウンに行ったのだから
これは、"voluntary"(ボランティア)として行った、とみなされます

でも、次の日もZさんのわがままが続いたので・・・
患者さんについての簡単なプレゼンの「後」、「合意の上」受け持ちを決める
という、大前提を無視するような行動

いつも、1:1(患者さん一人)の受け持ちか、術直後を受け持ちたいZさん
昨日の選択は、8号室一人か、6号室と7号室の二人を受け持つもの
私とZさんが「合意」して決めます

まずは、患者さんの簡単な情報を・・・と準夜勤のチャージナースがメモを広げた瞬間、「8号室は、術直後ですか?」とZさんが質問
「そうですけれど?」と答えたチャージナース
Zさんは、「じゃあ、私が受け持ちます」と言うと、そのままミーティングルームを出て行ってしまった

えっ?
今、自分の受け持ちを勝手に決めた?
(唖然)

で、・・・この部屋からいなくなった、よね??
(愕然)

しばらく、部屋に沈黙
準夜勤のチャージナースも深夜勤のチャージナースも、おまけに深夜勤の主任も黙っている

んで、アナタ達、黙っているわけ???
(ムーッッ!)
「これは、公平じゃないです」と言ってみた
でも、主任は何も言わない
準夜勤のチャージナースは、「ゴメン、ゴメンネ、tisane・・・6号室&7号室のほうが、患者さん大変かも・・・ゴメン」と誤っている

そうじゃないだろ~
あやまるのは、そこじゃない
患者さんが大変なのは、一向にかまわない
勝手に受け持ちを決めて、さっさとミーティングルームを退室したのに、引きとめないのか
「合意の上」受け持ちを決める、というのは無視されてもいいのだろうか?

たしかに、その日は超忙しかったけれど、それはいいんです
勉強になったし
でも、こんなことで病棟のチームワークが崩れていくのって、もったえなさすぎる
ってなわけで、フロートの件と二つまとめて、日勤の主任に報告させていただき、「強く」改善を求めました
こういうのって、「抗議」とは言われず、assertive(アサーティブ)とか "speak up"と言われます

アメリカで働くとき、時々はこういう状況にも出くわすんですよ・・・


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Comments

はぁ~、どこでもいるのですねわがままちゃん。NeNeもフロート多すぎて、今年はとうとうプッツンしてしまいましたけど・・・。
セニョリティーでフロートなら、NeNeはほとんど行く必要ないんですが、なんか予算の無さをたてにとって、NeNeならやってくれるだろうという甘い考えできた付けがたまったというか・・・。
CNAにも言ったしね~。
たしかに断る権利はだれにでもあるけれど、我をはるのはC国人によくみかけるようで。
新人でプリンセスはちょっと困りもんですね~。

Posted by: NeNe | June 07, 2008 at 07:11 PM

こんにちは~。また来ましたぁ。。。ってか勝手に読ませて頂き、第一線で頑張っていらっしゃる tisane さんにいつも拍手しておりましたが(^ー^)。

今日のこの記事。本当にそう思います。
私は「日本人として」の前に、「性格的に」非常に強く「和」を重んじるところがありまして、全てにおいて結構「volunteer」してしまう傾向にあります(苦笑)。でも tisane さんが感じていらっしゃるのと同様に自分自身ではその結果にはそれほど「負担」を感じないのですけれどね。
ただ、これも tisane さんがおっしゃる事全くその通りで、このままその状況が続く事はやっぱり違うと思うわけです。何らかの「改善」をしてもらわなければ、こちらのとった行動がワガママを助けただけになってしまうわけで。
そこで上に立つ人にはそれなりの対処をして欲しいわけですが、ほんっと! こっちの人はそれをしてくれない場合が多いですよね! だから「改善してくれなければ自分のとった行動が無駄になる! 私は別に volunteer で仕事しているわけじゃない!」って、いちいち「speak up」しなくちゃいけない。。。日本だったらそんな事言わなくても普通に上司がそう動いてくれるはずだけど。。。(汗) なんて面倒くさいんだ! と、憤りを感じたり。。。
まあ、ここで働く限り、避けて通れない事ですから。。。憤っても仕方がないですけれどね(苦笑)。

あらら。。。なんか興奮してまた書き過ぎてしまいました(^^;。
失礼致しました(^^;。

Posted by: すぽっと | June 08, 2008 at 09:47 AM

☆NeNeさん
CNAはなんて言っていましたか?何かしてくれたのかなぁ…

☆すぽっとさん
コメントありがとうございます
「わがままを助けただけ」←これだけは、なんだかくやしぃですよねっ
やっぱり、speak upし続けるしかないのかも~やっかいな国です

Posted by: tisane | June 08, 2008 at 03:11 PM

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