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旅先でも看護オタク

Vertebra_2

モントレーの博物館で、みょうに興味を持ってしまった展示物・・・クジラの椎骨
むかし、モントレーの海でとれたクジラの骨だそうです
クジラなべでも作ったのか、隣には大きな大きな古い鉄なべも展示してありました
アメリカ人だって、食べたんじゃん・・・

この椎骨、人間と似ている~
横突起とか棘突起とか忘れていた言葉を思い出した
解剖の時間に習ったっけ

椎孔という脊髄のとおる大きな穴
実は、この存在のことを全く意識していなくて、ほんの2年位前に再認識
背骨って、穴が開いていたんだ~
まるで、素人

クジラの大きさがわかるように、「おみ足」と一緒に撮ってみました(失礼)


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日本人ナースの会

いつも思うのですが、日本人ナースの会のメンバーにはかなり刺激されます!
仕事をしている人に会うと、それぞれに難しい状況を乗り越えてがんばっているんだなぁ・・・とか
学生やこれからNCLEXを受けようと一生懸命勉強している人を見ると、自分は全然勉強していないからまた本を広げなくちゃ・・・とか

昨日は、特別にナースの会のメンバーと会って「インタビュー」を受けました
学校のレポートのためのインタビュー
3枚書くんだそうです!
大学院の頃はいつも10~20ページは書いていたのに、 絶対にもう書けませんっ(宣言)

このインタビューの質問がまた上手くできていて、自分のキャリアについて考え直すよいきっかけになりました
インタビューが終わってからお礼を言われましたが、こちらがお礼をいいたいくらいです
自分は、これまで何をしてきたのだろう
これから、どうしていきたいのだろう
毎日、漠然と仕事をしていたようで、実はそれが将来に向かう一歩一歩だったりするんですね
2月頃から外をジョギングしていますが、疲れてくると足元しか見ていなかったり
周りの景色を楽しむ余裕なんて、ないし・・・
毎日夜勤のためにしょうがなく起きている自分って、そういう状況なんだろうなぁ

「10年後の自分は、どうなっていたいですか?そのために、今何をしていますか?」という質問は、みなさんも何度も聞いたはず
実は、この質問は個人的に避けてきました
だって、10年後なんて生きているかどうかすら分からない
考えることすら、ばからしい

今回、この質問を投げかけられて、真剣に考えてみました
それで気がついたんです!
これって、すごくいい質問!!

ただ、私のようにちょっととっつきにくい人には、
「10年後の自分がどうありたいのか、そのために今何をしたらよいと思うのかを説明するとしたら、どのように説明しますか?」
このくらい、回りくどいほうがいいのかも

インタビューには、向かないけどネ
調査でもそうだけれど、質問が上手くできていればよい材料が得られる!
そのほかの質問もものすごくよかったので、こちらも自然に答えることができました
これだけの質問を考えられるって、すごいと思う
そして、これを英語のペーパーにまとめあげる・・・
努力しているんだなぁ~、とまたまたナースの会のメンバーに刺激されました

仕事でウツウツとしている読者の方(がいたら)、一度周りの風景を見るために考えてみてください
10年後の自分がどうありたいのか、そのために今何をしたらよいと思うのかを説明するとしたら、どのように説明しますか?

エヘヘ・・・


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軍隊のナース

Us_nurse


HONORD as a NURSE
RESPECTED as an OFFICER
NAVY NURSE CORPS

看護師としての栄光
将校として尊敬される
海軍看護師隊

すごくない?
アメリカの軍隊の中でナースになると、「いきなり星が付く」ほど地位が高い、というのは聞いたことあるけれど
第2次世界大戦中のアメリカ海軍のナースを補充するために作られた募集広告

というのを、博物館で見てきました
カリフォルニア、モントレー
http://www.monterey.org/museum/historytour/customhouse.html

以前大学の先生にいただいた看護の歴史を絵や写真で見る本をひろげてみると、
BE A Cadet Nurse
THE GIRL WITH A FUTURE
A Lifetime Education FREE

陸軍看護師になろう
将来のある女性に(なろう)
生涯を通じて、教育費はタダ

の宣伝文句の広告の写真がのっていました

つられそう・・・

職場のプリセプターの息子さんは、去年軍隊の訓練学校に入って
今は、静脈注射の認定書をもらったのだとか
これから、軍隊でナースになるのかもしれないのだそう
教育費がタダ
今は、5年待ち、という看護学校もあるくらいだから、このほうが早道なんだろうか?
でも、訓練中の写真を見ると、入隊前から落第しそう

だって、泥んこの中で大きな柱を持ち上げていたんだもん・・・運ぶんだろうか


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ヘルプのはずが・・・

いつも、たくさんヘルプしてくれるDさんの患者さんが、夜中に心タンポナーデでオペ室に帰ってゆき…
2時過ぎ頃、またCVICUに戻ってきました
右心の周りに血液が充満していた、とか

オペ室から戻ってきた直後を経験したかったので、マネージャーに相談
「あなたの患者さんは、何にも起こらないから、いいわよ」だって
そーいう、ICUでも安定した患者さん専門の新人tisaneデス

オペ室からCVICUにくる時は、患者さんは大勢の取り巻きとともにやってきます
ベッドを押すのが専門のトランスポーター(ORテックとも言われています)
アンビューバックを押す呼吸器セラピスト
麻酔医(時に、麻酔医1と麻酔医2もくっついてくる)
外科医

そこに、CVICUで待ち受けるナース
それを手伝うナース1とナース2
随時起こっていることを記録する記録係りのナース
病室の呼吸器をセットアップして、アンビューのセラピストから引き継ぐ病棟の呼吸器セラピスト

tisaneは、そのナース2をやらせてもらえることに!!
・・・っていうか、マネージャーが一緒にやってみせてくれました
↑ヘルプになっていない

まずは、スワンガンツ・カテーテルにあれこれとセンサーをくっつけるところから、ややこしい
中心静脈圧のケーブルは青、肺動脈圧は黄色で・・・っとつなげようとすると、マネージャーから「待った!」の指示
「そうやってつなぐと後で点滴のラインと絡まるでしょ~、こうして・・・」と、センサーのケーブルが点滴ラインの後ろになるように手早く向こうに手を回している
アタシなんて、考えながらじゃないとケーブルの位置も上下もわかんない
そして、室内のモニターでセンサーを一度ゼロに戻す
そうそう、そういえば術後の患者さんを受け持ったとき、そうなっていた!
↑じゃ、最初っからそうすればいい

ベッドの反対側のORテックから、動脈ラインもゼロにして、と声がかかる
はいはい、Aライン、ゼロ

で?心拍出量を測るためのラインはどこにくっついていたっけ??

これまで何度も術後を見てきたのに、自分でセットアップする、となると、さっぱりわけが分からない
まったく、どこ見ていたのか

出血が原因で再度開胸になった患者さん
血小板輸血が2パックとクライオが2パック、カルテと一緒に箱に入って届いていました
外科医が、血小板一つとクライオ二つを輸血して、と指示
そこで、あまった血小板を期限が切れる前に輸血室に返却する、というパシリを頼まれたtisane
輸血のパックとそのパックについてくる、「クロスマッチしました」という証明の用紙を一緒に誰かから手渡されました

この用紙は結構大事で、輸血パックの番号や患者さんの名前、血液のタイプなどの情報が書いてあります
それを、ナースが二人でパックそのもののラベルと読み上げて照らし合わせて、初めて輸血を開始
なので、この用紙の番号と輸血パックの番号は同じものじゃなくちゃいけない、ということになります

1階の輸血室から戻って、Dさんをもうちょっと手伝おうかなぁ、とふと病室を見回すと、血小板の輸血とクライオの一つ目がすでにパックが空になって輸血が終わろうとしていました
あたりを見ると、輸血前にDさんと照合したときの紙がない!
別の番号が書いてある用紙があるのです

っていうことは、用紙の番号と輸血パックの番号が合っていない・・・照合しなかったパックを輸血しちゃったのか!!
かなり、焦りました
もう、黄色い事故報告書が頭に浮かんでいました
あれ、書くのか?

もしかしたら、照合済みの用紙と余った輸血パックを輸血室に持って行っちゃったのか?と、すぐにその用紙をつかんでまた一階へ・・・
輸血室の係りの人も、夜勤だからなのか緊張感もなく「あぁ、番号までは見なかったわ」だって
ありえない

「さっきの余った血小板はここにしまったのよ~、でもこの用紙がないから探してきて」と言われた
わけ分からないでしょ?
アタシもです
用紙を間違えて返却したので、番号の合っている(tisaneの照合済みサイン付き)用紙のみを持って病棟にかえるはずだったのに、アタシの手には「輸血パックのない用紙」と「用紙のない輸血パック」があるんです

おかしぃ

もぅ一回確認してください
とお願いしても、「私がそこに戻したんだから、確かよ!」の一点張りの輸血室のおばさん

セッタイですか?
100パーセント保障できますか?
こんなことで、時間を無駄にしたくないので、もう一度確認してください!
などなど、子供のけんか状態でダダをこねたtisaneでしたが、「ゼッタイよ」と軽くあしらわれてしまった

そんなら、病棟のチャートのどこかかオペ室にあるんだろうか・・・とぼとぼ病棟へ戻る

でも、ない

チャージナースも、キレんばかりだ

そうこうしているうちに、輸血室から電話が入り「こっちのミスだった」だって
だから言ったのにぃ(←やっぱり、子供のけんか口調)

チャージナースに「もう、いいから、私が輸血室にそのパックと用紙を返してくるから!」とあきれられてしまった・・・仕方ない
お手伝いするつもりが、とんだハプニングを引き起こしてしまったし

あとでチャージナースに "Really messed-up on the blood"とグチを言われたし

でも、待って?
アタシは手渡された用紙とパックをそのまま輸血室に届けたんだから、手渡した人の責任じゃない?と思っている頭のよい読者はいませんか?
そうなんです、アタシはただのお使い係り

でも、手渡されたものを「信用してはいけない」大原則をすっかり忘れて、自分で輸血パックの番号と用紙の番号を照らし合わせなかったtisaneも悪いんです
こういう過信が、事故につながりかねないんですね
用心用心


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継続教育 目白押し

CVICUに勤めるようになってから半年
まだ、扱えない機械がある

CRRTとかいうものと、IABPとかいうもの
Continuous Renal Replacement Therapies
持続的腎機能補助療法・・・と日本語訳をつけているものもありました
「従来の間欠的な透析療法、腹膜透析、そして持続血液濾過、持続血液濾過透析を含めた広い治療群を表す用語」と説明しているものもありました
アタシの個人的な病棟での観察から説明すると、24時間冷蔵庫のような大きな機械に、動脈と静脈のカテーテルをつなげて、忙しそうな先輩達
そういうときは、必ず1:1です
ま、説明できなくてもご容赦くださいナ
なにしろ、クラスをとってからじゃないとそーいう患者さんは受け持たせてもらえないもので・・・

病院の教育部門によると、クラスはクリティカルケアでの経験が一年以上の看護師が対象、となっています
ところが、ウチのアシスタント・マネージャー
なんでも自分流に解釈しちゃうものだから、"tisane、次のクラスに参加しなさい"と言ってきた
一緒に勤務だった同期のIちゃんにも、同じようなことを言っている

あの~、経験一年って書いてあるんですが・・・

"あ、いいから、アンタたち、もう十分参加できるから" ときた

素直に受け取れば、がんばっているのが認められた
ちょっと、うれしかった
でも、本当は単なる「人手不足」
誉められたような気がしてうれしかったのは、一瞬だった・・・一人でもCRRTができるナースが欲しい、というのが本音だろぅなぁ

結局クラスが金曜日で、そのあとの土曜日勤務(深夜勤)の私は、クラスが終わった夕方から2、3時間の仮眠をとって夜勤に行く、という、アメリカでは考えられないスケジュールになった
だから、アメリカ人並みに断った
でも、Iちゃんに「それでもいいから、一緒に参加しよう!」と誘われ、老体をおしてしぶしぶ承諾しようとまたアシスタント・マネージャーのところへ行くと
特別許可
翌日の土曜日は、お休み、ということにしてくれた!
"あまり人に言わないでね"
だって
なんか、ホントに管理者なんだろうか

"Young ladies, fill out these forms." (お嬢ちゃん達、書類を書いて頂戴)

ヤング・レディだってサ
そりゃ、60歳を超えているアシスタント・マネージャーからすると「若い」だろうけど、この年になってホントに若いIちゃんと一緒にしてもらって、オバサンは素直にうれしかったのサ
あと何年経ったら、若者と一緒にしてもらえなくなるんだろう・・・

そんなことは、どうでもいい、か
とにかく、CRRTは8月に、IABP(大動脈バルーンポンプ)は10月にクラスに参加できることになりました
で、明日は、車で一時間のところで
Pulmonary Critical Careというクラスです
集中治療室での呼吸管理の話でしょうか・・・
自費です
でも、Educational Leaveというすばらしいシステムのおかげで、8時間分のお給料がもらえます
Ed. Leaveは、院外教育に参加したときにもお給料が出るというお手当てなのです
仕事をして1年経つと、もらえるようになります

4日夜勤の後だから、午後まで起きていられるかちょっと不安


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カルシウム拮抗薬

開胸術でも、CABG(キャベッジ、冠動脈移植)のほうが弁置換よりも経過がよい
実際の統計は知らないけれど、受け持ってみての感想
弁置換では、血圧のコントロールが難しい
Inotrope(心筋の変力に作用する薬)だけでは、コントロールしきれない
ぎりぎりのところまで、水分を足し、それでいて足しすぎず・・・pre/afterload(心臓の前後の負荷)を観察しながら管理する
術式をちょっと考えれば、CABGのほうが経過がスムーズなのはすぐ理解できる
冠動脈の移植は、結局は心臓の外側の話
弁置換では、弁の付いている部分を切開しなくちゃいけないので、実際に心筋を傷つける

今日は、弁置換の受け持ち、となると、ちょっと身構える

このまえ、AVR/MVR(大動脈弁と僧帽弁両方の置換)&CABGというケースを受け持つことになった
フルコースじゃないですか

・・・と思いきや、「おかわり」つき

術後、心タンポナーデ → オペ室で再開胸

ホントにtisaneが受け持ちになって大丈夫ですか・・・と不安げなところに、チャージナースに
"Treat as a FRESH."(術直後と同じに扱ってね)とダメ押しされた
フレッシュって~
1年後じゃないと受け持たないんじゃないですか~
アタシ、オリエンテーションが終わって5ヶ月です

ま、本トのフレッシュじゃないから、文句も言えない
トボトボ受け持ちの部屋に行くと、準夜勤でそれまで担当していたベテランナースに開口一番
"Don't kill him, because I saved him!"(殺さないでね、助けたんだから)
と言われた
彼女が、いち早くタンポナーデに気づいて、オペ室で処置が出来た
最悪、その場(病室)で開胸なんてことになったら、なかなか助けられない

Don't kill him と言われても
「イエス」と言ったところで、「殺さない」保証もない(できない)
だからって、「ノー」とも言えず
何なんだ

Nicardipine(ニカルジピン、カルシウム拮抗薬)を血圧のコントロールに使うのはおなじみ
でも、SVR (Systemic Vascular Resistance、全身の血管抵抗=左心後負荷)を下げる目的で使うのは初めてだった
持続的に心拍出量を測定するモニターをにらみながら、随時SVRを注視する
血圧と中心静脈圧、心拍出量からコンピューターが計算してくれるので便利

Nicardipineの医師の指示は、2mg/hr, Keep SBp >90 and <130
(毎時2mg、収縮期の血圧を90より上、130未満に保つこと)

同時に、ドブタミンも使っていた
ドブタミンは、血管を拡張させる → 血管抵抗を減らす=左心後負荷を下げる目的
心拍出力も強めるinotropicの作用もある

夜中の0時に当直の医師から、「ドブタミンから切っていって」と言われた
血圧を見ながら、ドブタミンをちょっと下げてみる
変化、なし
血圧も下がらないし、血管抵抗も上がらない
ヨシヨシ

またちょっと、ドブタミンを下げてみる
当然、血管拡張作用が少なくなり、抵抗が上がる
抵抗が強いと、心拍出量が減る
・・・これじゃ、ダメだ
やっぱり、ドブタミンが必要なんじゃないのか?

そこへ、チャージナースがやってきた
ほら、血圧が132でしょ? SBp = 132/って記録して、ニカルジピンを3mgにしてごらん??

えっ、って・・・"2mg/hr"の指示は、いいんですか?
実際のところ、血圧は常に132じゃなくて、126から132の間をいったりきたりしている

「まあ、やってごらん、それで、心拍出量とインデックスが改善すればいいんだから」

こんなことで、わざわざ当直医を起こすわけにもいかず、とりあえずやってみた
効く!
後負荷を下げるのは、すごく大事なこと
心拍出量と体表面積から割り出すインデックスが1.88だったのが(最低2.2は必要)、2.40まで回復した

CVICUでは、全てがこの調子
結果が出せれば、オーダーは後からでももらえるところがある
逆に言うと、結果を出すことを期待されている
そして、結果を出すから信頼されている
だから、後からでもオーダーを出してもらえる

先週、ある先輩が立ち話をしながら教えてくれたっけ
慣れるまでには、2年かかるよ
最初の1年で、だいたい全ての状況を経験して
2年目で、それに対応できるようになる、と

オリエンテーションが終わって5ヶ月
まだまだ3合目を目指しているところなのかも


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美味しいドレッシング

Salada

知り合いに教えてもらったサラダドレッシング
シーザーサラダ(ロメインレタス)のドレッシングです

ここでは、サラダのドレッシングひとつでも会話がはずむ
自分のレシピは、こうだ
こんな工夫をしてみた
このレシピは、30回種類作った中で一番美味しい
友達に振舞ったら、アンチョビを入れる、入れないで論議になった、etc.

細かいことは抜きにして、美味しいのでとにかく試してみて!
シーザーサラダって、メキシコの国境の町ティワナでイタリア人シェフが作りはじめたんですね~
意外なところが発祥の地でした


オリーブオイル 1/2カップ
にんにく  3かけ
たまご  1こ
アンチョビ  6
レモンジュース  1/2こ分
ウスターソース  小さじ1/8
マスタード  大さじ1/2

最後に、パルメザンチーズと黒こしょうをかけてどうぞ
個人的には、クルトンの代わりにりんごかナシのスライスとナッツをそえてもいいかな・・・と思いました

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アメリカで働くとき

アメリカで働くっていうことは、アメリカ人と働くということ(当たり前だけど)
アメリカ人と働くっていうことは、つまりいろんな国から来ている人たちと働くということになるんです
アメリカ人=白人というわけにはいかない
人種のるつぼ・・・

そんな中、日本人のtisaneが特に難しいのが、つい「和」を重んじちゃうということ
イヤなことをガマンして、その場を丸くおさめてしまう・・・これって、"teamwork"と言われることもある
でも、この我慢という概念のない文化では、"sacrifice"(犠牲)と表現されるらしい

tisaneの病棟では、シフトのはじめに前のシフトのチャージナース、これから始まるシフトのチャージナースとスタッフが集まって、簡単な患者さん全員のプレゼンをしてから受け持ちを決めるシステムになっています
その時に、スタッフの数が多い場合は、誰がどの病棟にフロート(派遣)するのかも、合意の上で決めます

フロートは、病院の経験年数の一番少ない人 (lowest seniority)が対象
この日、ステップダウンユニットに一人「2時間オリエンテーション後、そのまま残って他のナースの休憩のための交替ナース」となるナースが必要でした
その時、一番経験年数が少なかったのは、1年前に中国から来てアメリカでナースになって、2ヶ月前にウチの病棟のオリエンテーションを終えたZさん
当然、Zさんがステップダウンに行く、というように、スタッフィング・オフィスからのリストにも記載してありました

ところが、Zさん
「イヤ、ぜったいイヤ!!」と、言い出した
みんなが、「フロートってそんなに、悪くないよ~」とか「患者さん、簡単だし~」とか「オリエンテーションと休憩の交替だから、楽勝、楽勝」となだめている
優しい・・・

でも、Zさんは「イヤだ、ステップダウンには行きたくない!」の一点張り

とうとう、そんなこんなで15分も無駄になっている
これからみんな、受け持ちを決めて、それぞれの申し送りを聞き仕事にとりかからなくてはいけない
Zさんはそれでも、「行きません!」

tisaneは、腹が立つ(めったにないことだけれど)
15分も、こんなくだらないことに時間を費やして、待っている患者さん達はどうするの?
先の見えない論議につい、

「アタシが行きます、これ以上時間を無駄にしてもしょうがないですから」

と立候補してしまった・・・
また、やってしまった
「和」なんて、どうでもいいのに、行きたくない病棟へのフロートを買って出るなんて~

実際、ステップダウンに行くのは全然かまわない
それでも、後で日勤の主任に事実を伝え改善を求めた
「イヤ」と言い張ればその「イヤ」が通じると思われるのは、困る
病院の規則で、経験年数の低い人からフロートすることになっている、ということをもう一度Zさんに教えておいてほしい、と
さらには、その場にいた主任が何も言わなかったことにも不服申し立て、だ
日勤の主任から、夜勤の主任にちゃんとこういう場合はスタッフを指導するように伝えてほしい、と

せっかく「みんな合意の上受け持ちを決める」という体制が出来上がっている
だから、「○○の受け持ちになりたいけれど、いいかしら?」とお互いを気遣いながら受け持ちを決める
その気遣いの表れが、シフト中にお互いに助け合ったり、急変の対応の結束を高めたりするチームワークにつながっているのに・・・

tisaneがそのまま黙っていたら、sacrifice(犠牲)になっただけ
Sさんも、態度を変えず、いつも「しょうがなく」かわりにフロートする人たちの善意に甘える一方
そういう行動は、take advantage of と表現される 
同僚からは、Don't take advantage of you. (つけ込ませないで)などと、同情される

実は、このことで上司に改善を求めるつもりはなかったんです
自分で「行く」と言ってステップダウンに行ったのだから
これは、"voluntary"(ボランティア)として行った、とみなされます

でも、次の日もZさんのわがままが続いたので・・・
患者さんについての簡単なプレゼンの「後」、「合意の上」受け持ちを決める
という、大前提を無視するような行動

いつも、1:1(患者さん一人)の受け持ちか、術直後を受け持ちたいZさん
昨日の選択は、8号室一人か、6号室と7号室の二人を受け持つもの
私とZさんが「合意」して決めます

まずは、患者さんの簡単な情報を・・・と準夜勤のチャージナースがメモを広げた瞬間、「8号室は、術直後ですか?」とZさんが質問
「そうですけれど?」と答えたチャージナース
Zさんは、「じゃあ、私が受け持ちます」と言うと、そのままミーティングルームを出て行ってしまった

えっ?
今、自分の受け持ちを勝手に決めた?
(唖然)

で、・・・この部屋からいなくなった、よね??
(愕然)

しばらく、部屋に沈黙
準夜勤のチャージナースも深夜勤のチャージナースも、おまけに深夜勤の主任も黙っている

んで、アナタ達、黙っているわけ???
(ムーッッ!)
「これは、公平じゃないです」と言ってみた
でも、主任は何も言わない
準夜勤のチャージナースは、「ゴメン、ゴメンネ、tisane・・・6号室&7号室のほうが、患者さん大変かも・・・ゴメン」と誤っている

そうじゃないだろ~
あやまるのは、そこじゃない
患者さんが大変なのは、一向にかまわない
勝手に受け持ちを決めて、さっさとミーティングルームを退室したのに、引きとめないのか
「合意の上」受け持ちを決める、というのは無視されてもいいのだろうか?

たしかに、その日は超忙しかったけれど、それはいいんです
勉強になったし
でも、こんなことで病棟のチームワークが崩れていくのって、もったえなさすぎる
ってなわけで、フロートの件と二つまとめて、日勤の主任に報告させていただき、「強く」改善を求めました
こういうのって、「抗議」とは言われず、assertive(アサーティブ)とか "speak up"と言われます

アメリカで働くとき、時々はこういう状況にも出くわすんですよ・・・


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セラピストとナース

最近、「ハマった」患者さんがいる(笑
受け持ちたくてしょうがないっ
もともと、日本にいたときから、あの「プライマリー」っていうのがどうも苦手で、勤務のたびに同じ患者さんを必ず受け持つなんて考えられなかった

でも、このハマった患者さんは、なぜか別
今日も、受け持ちたい

73歳で、大動脈弁置換と大動脈弓部の修復術をしたおじいちゃん
手術は4月22日だったから、もう1ヶ月以上も前
それから、タンポナーデを2回も起こし、覚醒したあとは混乱
抜管してもすぐ呼吸困難になって、結局トラキオストミー(気管切開)をしたのが5月16日
今は、がんばってリハビリ中

トラキオになっても、なんとか呼吸器からの離脱をはからないと、一般病棟には移れないし家にも帰れない
病院にいることも分かっていない(そうだ)
手術した、っていうことも忘れちゃった(のだそうだ)
でも、家族のことは覚えている(これは、すごい)
時々、大暴れしてベッドから降りようとするので、Haloperidolを使ったり拘束しなくちゃならなかったりもする(だれも、したくはないが)

最近は、毎日呼吸器からの離脱と、リハビリと、食事の量を増やすことが目標(なにしろ、自分で経管栄養の管を抜いちゃったので)

こんな状態だから、トラキオのせいで「声が出せない」なんて理解できない
話しかけると、パクパクと口を動かして答えている
ものすごい難聴なので、病院の補聴器(まるで、i-podでも聞いているみたいに四角いマイクにイヤホンを付けるもの)を使って大きな声で話しかけても「少し」しか聞こえない、というジェスチャーをする
いちいち、マイクの部分を口元に持っていって話しかける

「のどについている管、触らないでくださいね!呼吸のための管ですからっ!!」
ある日、ながーい手をにゅうっと伸ばしてきてそのマイクをつかむと、そのマイクに向かって「#X$*+・・・」と話し始めた
もちろん、声が出るわけがない
自分の声が相手に聞こえていないようなので、そのマイクを使ったら声が大きくなってアタシにも聞こえると思ったんだろうか
でも
そのマイクについているイヤホン、自分の耳につながっているんですけど・・・
自分に向かってしゃべって、どうする?

やることが、いちいち、おかしい

トラキオのカフの状態が悪く、出るはずの声が出なかったときには
"Hey, can I have a coffee? black, black, no milk!" (コーヒー、ブラックでもらえる?ミルクなしだよ!)

声が出るようになって、最初の願いが「コーヒー」か・・・しかも、ゼッタイ「ブラックで」
もちろん、誤飲しないようにliquid thicknerという液体にとろみをつける粉をたくさん入れてあげた
それでも、とろとろコーヒーにはおかまいなしに、2杯も飲んだし

ジタバタしだしたので、部屋に飾ってあるお孫さんの写真を見せた
じーーーーーっと見て、うんうん、とうなづいた(お孫さんってわかっているのかも)
次に、奥さんからのカードを見せてみた
先週結婚記念日だったので、ハートがいっぱいついたラブラブメッセージのカードと、これまたハートがいっぱいぶら下がった風船が飾ってある
すると、カードを手に持ってしばらく見ている
見ている、というより「読んでいる」みたいだった
そして、私に返してきた
風船を見せた
風船は、じーっとは見なかった
やっぱり、カードを「読んで」いたんだ!

次に、家族からの寄せ書きを見せた
今度は、それを手に持って、やっぱり「読んで」いる!!
すごい!文字を読んで理解している

そこで、病棟の休憩室にあった新聞を手渡した
すると、足を組んで新聞を両手で大きく広げ、新聞を読み出した
まるで自宅のリビングのソファーに寄りかかり、リラックスしているみたい

もう、tisaneは一人で興奮して、周りのナースやチャージナースに「見て!見て!!新聞、読むのよ!!」と大騒ぎ
だって、これまで「混乱して大暴れして拘束されている呼吸器の付いた老人」だったのに
新聞読むなんて、ぜんぜん別人じゃないですか~

歯ブラシを手渡したら、不器用だけれど自分で磨いた
ゼリーを食べるときにスプーンを渡したら、ゼリーのカップも自分で持つ、貸せぇ、とばかりにまた長い腕をにゅぅっと延ばしてきた(まっすぐは持てないので、もちろんガウンがゼリーだらけになるんだけれど)

いろんなことが少しずつ、自分で出来るようになっていく
そうしたら、家に帰れる!
自分の心臓の手術のことは忘れても、決して忘れなかった家族の待つ家

tisaneが「新聞」や「歯ブラシ」や「ゼリー」でいちいち大騒ぎしていたとき、やっぱり周りのナースたちもすごく喜んでいた
通りかかった外科医も「えっ、新聞?」と驚いていた
でも、ひとり無反応のナースがいるんデス
彼女は、一年前まで呼吸器セラピストだった人
呼吸器セラピストをやめて看護の勉強をして、ナースになった
だから、呼吸器のトラブルなんかは、ちょいちょいっと解決してくれる
でも、こういうリハ系は、苦手なんだろうか
「興味なし」といった反応だし、もちろん受け持ちにもなりたがらない

病棟に一人、全く無反応の患者さんがいるけれど、他のナースはそれでも「聴覚は最後まで残る」ことを信じて、一生懸命話しかけながらケアをする
でも、元呼吸器セラピストの彼女は、無言でケアをしている
全てが「ケア」じゃなくて「タスク」なんだろうな
薬をあげる
経管栄養をつなぐ
吸引をする
採血をする
体を拭く・・・

看護の仕事が、どんどん他の専門職と共有されていく
今は、そうじゃなくちゃ医療が成り立たない
栄養のことは、栄養士に
リハビリのことは理学療法士に
お金や家族のことは、ソーシャルワーカーに
心理的ケアは、心理療法士に
そして、呼吸のことは呼吸器セラピストに
薬のことは、薬剤師に
じゃあ、看護師ってなんだろう?って思うこともある

でも、彼女の反応(無反応)を見て、やっぱり看護師が患者さんのそばにいて一番の理解者、代弁者じゃなくっちゃいけないんだ、と気づかされました

ウフフ・・・今日も、おじいちゃんの受け持ちになれるといいなぁ(今日は、大暴れしないでネ・・・)


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