痛み止めって、大事
さらに心筋梗塞を繰り返し、やっと発作が落ち着いたところで冠状動脈のバイパス術(3箇所)
術後に鎮静剤を切っても覚醒せず、私が受け持ったときには、まだノルエピネフリンを切ったばかりで、ドブタミンを使っていた
2日目の朝方に血圧が落ち着いてきてドブタミンも終了することができた
ついでに、鎮静剤の点滴も半量にしておいたけれど、結局混乱状態になるばかりでやっぱり覚醒できなかった、と聞いた
この患者さんは、もともとCOPD(慢性閉塞性呼吸器疾患)があったので、オペ中に閉胸寸前にブレブが見つかり、ついでにブレブの摘出と肺の一部を切除して帰ってきた
挿管チューブからの吸引は、まるでチョコレートアイスクリームのような…って、ごめんなさい
食べ物に例えるなんて、よくないよね^^;
ブレブって、看護学校で習って以来久しぶりに聞いた~
後半2日受け持った患者さんは、一ヶ月も前に手術をして一般病棟に移っていた患者さんだった
その間、どうやら胆のう炎を起こしてT チューブを入れたらしい
心臓の上に、胆のうまで・・・
すると、今度は呼吸状態が悪化ということで、ウチの病棟に戻ってきた
今は、呼吸器が付いているついでに、混乱していていつ挿管チューブを抜くか分からないので、申し訳ないけれど両手は拘束しなくちゃいけない
この手は、かなりのスピードで挿管チューブをわしづかみにして、抜こうとする
体位の変換をしようと、しょっと拘束をゆるめると、ガバッ!そして、強い!!つかんだら、二度と離さない
しっかり拘束してあっても、ずるずると上体を斜めにして次第に顔が手のほうに近寄っていき、手は握ったり開いたり、スキあらばいつでも挿管チューブをつかむ準備ができている・・・そんなに、チューブを抜きたいのか
シッターさんをつける人員の余裕がなかったので、ナース1:1という、なんともコストのかかる患者さんになってしまった、というわけ
私としては、特に状態が不安定なわけでもなくラクなアサイメントだったけれど、管理部としてはアタマが痛いだろうなぁ
こういう患者さんは、思いっきり「看護」ができて楽しい
薬や治療に追われるばかりではなく、体をきれいにしたり、混乱していてもそれなりにコミュニケーションをとったり
準夜勤のナースも、「今日は、口腔ケアはバッチリだよ!」と自慢するくらい、時間をかけてお口をきれいにしてくれていたし
「清拭もしてローションもたっぷり塗っておいたよ~」だって
夜の間も、もう一度清拭をしたりミュージックセラピーで、癒し系の音楽を静かに流したり
2日前は、意識の混乱は鎮痛剤のせいだと思った医師が、全ての鎮痛剤の処方を中止してしまった
そのせいで、患者さんはもっとジタバタと不穏になり、結果ハロドールを処方されてしまった・・・その夜は、使える鎮痛剤もなく仕方ないのでハロドールを使ったけれど、午前3時頃ラウンドしてきた当直医師に「せめて、(グラフト採取部の)ガーゼ交換の前に使う鎮痛薬を」とモルヒネ2 mgの処方をもらった
足をちょっと触るだけで、とても痛そうにする
痛いのは、足だけじゃない T チューブの挿入部だって痛そうだし、発熱もある
日勤のナースは「タイレノールくらい、いいじゃない! Dr. Xがこういう状況になったら、痛み止めナシで看護してあげるから!!」と怒っていたらしいけれど(それはないだろ~)、
最低限の痛み止めは必要と実感
2日目は、さすがに医師もタイレノールとガーゼ交換以外でも使えるモルヒネを処方し、患者さんは痛みのコントロールもバッチリで半日を過ごしたらしい
すると、意識状態がゼンゼン違うんです!まだまだ混乱はしているし、挿管チューブをつかみたそうにするけれど、ハロドールなんて必要なし
問いかけにも時々はうなづくことができるんです
時々、何かを伝えようとして口を大きく動かしたり
この患者さんは、これからどんどん良くなっていく気配デス
他のクローンの患者さんたちも、早く良くなってくれないかな
もっと重症のクローンを見ているセンパイ方も、長期戦でちょっと疲れ気味のようでした
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