« December 2007 | Main | February 2008 »

おばあちゃん、その後

前々回のブログのおばあちゃん
昨日出勤したら、やっぱり再挿管されていました
tisaneが朝に抜管してから約36時間で再挿管

tisaneの抜管については、賛否両論あるようで
あるナースからは、どうして抜いたの?と聞かれ
あるナースからは、抜いたほうがいい、と言われ・・・

「どうして抜いたの?」派は、朝の透析を待ってから抜いてもよかったのかも、という意見
「抜いた方がいい」派は、挿管による合併症(肺炎やARDS, Acute Respiratory Distress Syndrome)を招くよりは早く抜いてみてダメならまた再挿管すればいい、という意見
たとえば、今病棟に1人「手術後覚醒しなかった」人がいて、CTをとったら古い梗塞と新しい梗塞が・・・
覚醒してから抜管しようとしていたのだけれど、意識がはっきりしていなくてもとりあえず抜管してみよう、というチームの判断で抜管
24時間いまのところ状態は落ち着いているようです
P先輩の話だと、リスクがあっても抜管してみるのがここの医師の方針
合併症を招くよりは、いい、というのです

で・も・
同じようなケースがあったら、tisaneは もう抜きません
懲りたっ

昨日もおばあちゃんの受け持ちになりたかったのだけれど、同期のIちゃんが受け持ちたい、ということでおまかせしました
・・・受け持たなくてよかった
おばあちゃんの血圧が低く、Iちゃんは夜中じゅう忙しそう
Iちゃんは、もう1人私の患者さんと相部屋の患者さんを持っていたので、向こうに行ったりこっちに来たり走り回っていました
あんまりかわいそうなので、相部屋の患者さんの血糖や体位変換、心拍出量チェックはお引き受けしました
相部屋の患者さんは、今日オペしたばかりとは思えないほどスヤスヤ
準夜ですでに抜管
点滴、なし
バイタル、安定
・・・同じような年齢なのに、こうも違う
おばあちゃん、なんとか良くなってくれるとよいのだけれど

ところで、tisaneの患者さんは、といういと
午後3時に帰ってきて、準夜で抜管できなかった、と言う理由で1:1
Iちゃんには、申し訳ないくらい
実は、準夜でヘマトクリットがものすごく下がって、胸腔ドレーンからは何もでてこない
心拍出量も低下
タンポナーデ?と思ったそうな
そんな申し送りを受け終わると、pule pressureの幅が狭くなり・・・慌てて輸血後のヘマトクリットをもう一度至急で採血
アタシにタンポナーデなんて起こっても、何もできませんからっ(逆ギレ)
小心者で、カリやマグネシウムの値までリクエストした割には、全て良好な結果で一安心

無事に4時に抜管
その後も問題なし、でした
ふぅ~っ

| | Comments (3) | TrackBack (0)

チーズケーキ

Cheese_cake_3

本当は、レモンピールを入れるんだけれど
レモンが無かった(しまった!)ので、オレンジピールで代用
チーズと柑橘系が合うのかなぁ
・・・ライムで作ったら、どうなるんだろう?

レモンピールを入れると、チーズのコクにちょっとさわかやさが加わってうんと食べやすくなります

チーズケーキって、焼いている時は風船のようにほわぁ~っと膨らんで
焼けてオーブンから出すと、真ん中がしぼんじゃう
だから、まわりにこんなシワができる
シワは、美味しさの証拠

・・・そういえば、ティラミスに使うマサラ酒が無くなって2年ぶりにスーパーで調達
2年前は年齢を確認するために運転免許書の提示を求められたのに
この前は、何も言われなかった・・・見た目で20歳以上って分かったのか←さすがに、わかるだろー

顔を見て、すんなり売ってくれた

マサラ酒なんてそうそう売れるものじゃないからか、ビンにホコリがかぶっていて
それを、レジのおばさんが袋に入れる前に丁寧に拭いてくれたので、「ありがとー、気にしなくていいですよ」と言ったら、おばさんも「その分、寝かせたってことだから、おいしぃわよ~」だって

何年置いてあっても、一応きれいにしておいてほしいケド

そう、ワインは熟成したほうが味がいいんだった
おばさん、ナイス

おばさんとワイン→で、なぜか出会った患者さんたちを思い出したら
「人間も、年をとったほうがまろやかです・・・特に女性はね!」
と、思わず言っていた

後ろに並んでいたおじさんの苦笑いが視界に入ったけど
アタシもおばさん!気にしない
また、美味しいティラミスを作るゾ

あ、チーズケーキを作っていたんだった・・・

| | Comments (2) | TrackBack (0)

トレンド

77歳のおばあちゃん
大動脈弁置換術とバイパス2本グラフとして、夕方6時にCVICUに来たそうで
夜11時に出勤したときには、まだ呼吸器に乗ってスヤスヤと寝ていました

なんか、医龍のあめ玉のおばあちゃんを思い出す術式
あんなふうに、タンポナーデにはならないでね(しかも嵐で停電)と願いつつ
そいういえば、出勤したときもひどい雨で、あちこちで水があふれたニュースが流れていたっけ・・・

準夜勤ですでに血圧を維持するために、Phenylephrine(日本では、ネオシネジンだそうです、α作用=血管収縮のみの薬)を開始
循環量を増やすために、Hextendというコロイドを使用(アルブミンより副作用が少ないので、好んで使われます)
慢性腎不全もありということで、あんまりボリュームを入れないで血圧をコントロールしていきたいところ

もう1人のPericardectomyのおじいさんと2人受け持ちだったので、0時から体重やバイタル、アセスメント、心拍出量、I/Oを計っているうちに、あっという間に1時
また、1時のバイタル、心拍出量、I/O・・・時間ごとに計るのでなんか忙しい

2時におばあちゃんの血圧が79/に下がって、phenylephrineの量を上げ、2本目のHextendを入れてなんとか血圧が90代後半
慢性腎不全もあると、なんかアセスメントしにくい
循環量を増やすためにボリューム(Hextend)を入れても、入れすぎるんじゃないかと心配
幸いCVPが8~10だったので、そのまま様子を観察

肺の音もいいし、血圧も安定していきそうだし、心拍出量も良好
抜管できるかな?と思ったのが3時頃
3時から休憩に入っている間に、呼吸器を自発呼吸と圧のサポートだけにして、30分後血ガスをとってもらいました
返ってきたきた値が・・・アシドーシス
アシドーシスなら抜管はしないんだけれど、これは呼吸性じゃなくて代謝性アシドーシス
迷った・・・
腎不全だし、代謝性アシドーシスは理解できる
明日、透析する予定だし、抜管できるかも
結局オンコールのドクターを起こして、たずねてみると、抜管してもよい、とのこと

5時近くに抜管
その後も、無事呼吸状態も安定していました

5時半に、一度Phenilephrineをさらに上げた時、もう一度ドクターを起こそうかちょっと迷った
phenilephrineは、上限2.0mcg/kg/minの範囲で調節できるけれどすでに1.9mcg/kg/min
何かあっても、あと、0.1しか上げられない
あらかじめ、次の手(EpiかNorepi)のオーダーをもらっておくべきか・・・
もしかして、このまま安定してくれるかもしれないし・・・

こういうときは、良くない方に転がるんですね
6時になって、血圧69/
いきなり?!
周りのナースに一言 "I need your help."
みんなささーっと助けに来てくれました
とにかく、ボリューム!と準備している間に、もう1人のナースが「私、見ているから、ドクターに電話してきて」と

とりあえず、急いでNorepinephrineのオーダーをもらい、点滴開始
私は、ポンプの側で血圧を見ながら点滴調整
もう1人のナースが、コンピューターで同時記録
チャージナースも来てくれて、どうしていきなり血圧が下がったのか原因を考え中

その間、患者さんが嘔吐→吐き気止め
血液検査の検体を採取
などなど、いろんなことをしなくちゃいけない
↑実は、コレ全部やってもらったtisane

さらに、血圧ばっかり見ていて、急に心電図の波形が1度のブロックから心房細動に変わったのに気づかなかった
血圧が低いので、ペースメーカーを、と思った先輩ナースが気づいてくれました
これじゃ、ペーシングできない・・・

そのままなんとかNorepiで血圧を保って、朝のシフトに交替

どうして、急に血圧さがったんだろう?
帰宅してからも考えていたけれど、「急に」じゃないんだ、って気が付いた
「だんだん」下がっていたんだ
準夜勤でHextendをあげて、自分も2本目を追加した
追加してから血圧は回復していたけれど、「それほど」回復していなかったんだ
心拍出量もインデックスも良かったから、大丈夫だと思っちゃったんだ
Phenylephrineを1.9に上げたとき、やっぱり「それほど」回復していないことに気づいて次の手を打っておけばよかった
だから「トレンドをみて」と何度も言われていたっけ
値が正常か異常か、だけじゃなく、どっちの方向に向かっているのか
だんだん、悪くなっているのか、良くなっているのか
たとえばHextendで「ちょっと回復」は、決して「良くなっている」方向には向かっていないんだ
これが「トレンド」
ファッションや車の話なら面白いんだけれど、循環動態のトレンドを見るのがワタシのお仕事

やっぱり、原因はアシドーシスなのかなー
心房細動に変わったのと、ヘパリンやワーファリンも使っていないのになぜか凝固が亢進していたのが気になる(APTT 79, INRは1.2だったけど)
朝のレントゲンでは、何も見つからなかったし
出血性ショックでもない(Hb/Hct、そのまま)
敗血症でもない(WBC上がっていない)
一体、何が起こったんだろう?
今日、また出勤したら受け持ちになれるといいな

おばあちゃんの受け持ちになったら、もうひとりのおじいちゃんも、もれなく付いてくるけど
夜中に、「寝かせろ!」と怒鳴られた・・・
こっちだって、やることがある
心電図が、NSRだったのにRBBBに変わったんだっ
しかも、おじいちゃんだってPhenylephrineで血圧を保っていたじゃないか
12誘導くらい、とらせろ~~

| | Comments (0) | TrackBack (0)

コース終了~

クリティカルケア・コース、昨日で終了しました!
系列病院の集中治療室をはじめ、ステップダウンやカテ室などに新しく配属になったナースを対象に行っているクラス
前11回で、とにかくいろんなことを学びます
循環器に入ったtisaneにとっては循環動態についてはもちろんのこと、敗血症や腎機能も結構面白かった
なにしろ、看護学校で腎の時間寝ていたことだけはハッキリ覚えている・・・それがきっかけで一生不得意
(学生ちゃん、バイトが忙しくても授業では寝ないようにがんばって)

CVICUに採用になったとき、このクラスの最初の2回はバケーション中で出席できなかった、という不心得もの
それなのに雇ってもらいました
逃した2回は、次のコースのときにMake upすればよいから・・・ありがたいお慈悲です

昨日のクラスには元同じ病棟で働いていて、今はIR (Interventional Radiology)に異動になったKちゃんもmake upで来ていて、昨日一緒に「終了」
証書をいただいてきました

証書・・・免許の更新に必要なCEU (Continuous Education Unit)
更新には、2年ごとに30単位必要です
今回もらったのは、ろくじゅうろくたんい☆☆☆
これで、次回の更新のときアセることもない
更新の通じが来てから、やばぃっ、単位あったっけ?と証書を探しまくる…
7単位とか4単位とか、ちまちまと合計を出して「なんとか」30単位、というのが通常
今回は、余裕だぜ♪

66単位、といっても、2回に分けて2回更新できるというわけではありません
2年たったら、無効ですのでご用心

この、クリティカルケアコースは、州に認定されたコースなのです
これはほんの始まり
やっと若葉マークです

アドバンス・・・というのもあって、クリティカルケアで2年以上の経験の「のち」、コースを受けられるそうです
道のりは果てしなく

| | Comments (0)

2週間経ち・・・

CVICUのオリエンテーションが終わって、1人で患者さんを受け持つようになってから2週間
周囲の人はみんな心配して(多分、tisaneが大丈夫か、というより患者さんは大丈夫?)
「CVICU、どう?」と聞いてくれるけれど、
なんとかなっています

それもそのはずで、まだCVICU内で一番簡単な患者さんのみを受け持たせてもらっているから
分かりやすく説明すると、一般外科内科で見ているような患者さんよりちょっとだけ急変の「可能性」のある患者さん
一見すると、Med/Surgのレベル
急変さえしなければ、以前は5人受け持ちだったところ、今は2人
ちょっと楽しちゃったりするんです

でも、結局「なにか起こる」から、やっぱりICUにいる必要がある患者さんたちなんだなぁ・・・
先日は、明日にでも一般病棟に移そうとしていたおばあちゃんの酸素飽和度が急に低下
PEかと思ったけれど、胸痛はないし肺音は左右良好だったし
これ以上悪くなったら再々挿管か?と思いつつ、なんとか持ちこたえた

酸素飽和度のセンサーを継続して着けていたからすぐ気づいたけれど、一般病棟だったら4時間ごとのチェック
運が悪ければ、意識状態が悪くなってからの発見、なんてことも

結局、血ガスとったら
pH 7.61
予想外の数字がかえってきた
すっかり、アシドーシスのほうばかり考えていたものだから、抜き打ち試験にあった気分
ついでに、
PaCO2 26
PaO2 65
Bicarb 26.1
なんて言われて、ますます????

さっそく家に帰って、呼吸性アルカローシスの復習
一生出会わないと思っていたのに・・・

病棟で一番簡単な患者さんを受け持たせてもらっているのに、オタオタとこの調子デス

3回だけ、術後の患者さんを受け持ちました
やっぱり、点滴の管理はまだまだ
ドブタミンとノルエピネフリンの点滴中の患者さん
この二つだけでも手一杯なのに、血圧が今ひとつ上がらない
医師からは、「ドブタミンを切って、ネオシネフリンに変えて」という指示
そこへ先輩ナースがやってきて、『こうやってやるのよ、まだまだ練習が必要ね、Baby』と言いながら、結局ノルエピネフリンを切って、ネオシネフリンとドブタミンで血圧と心拍出量を安定させて去っていき・・・
これまた、??とともに取り残されているtisane
センセの指示と、違う・・・いいのだろう、な、ここでは

カリウムのチェックや他の基本的な採血も、必要とあればオーダーが出る前に先にチェックしておくことが暗黙の了解で求められているよう
こういう判断って、これまでしてこなかったしなぁ

一緒に採用になったAちゃんやIちゃんと、シフトの後にカフェテリアで「今日の出来事」を話します
「ネオは、Cardicac Outputが悪かったら、使わなかったよ」とか
「吐いたら、腎機能もチェックね」とか
ただお互いに知っている事や見たことある事を話し合うだけ
それでも、勉強になり

はぁ~ いかにこれまで怠けていたかも痛感しつつ、家路につくのが日課です
一体いつになったら、「人並み」に集中治療室での仕事ができるようになるのやら・・・

あ、ボヤきついでにTVの「医龍」の製作者に一言
手術後のICUの患者さんは、もっと重篤な状態です
挿管+点滴+ペースメーカー付き
ちなみに、米国の平均開胸術後抜管時間は8時間後
それまでは、呼吸器の助けを借りています
あんなに元気に(酸素なしで)会話できるのは、オペ後1日目の午後か2日目かな
ICUを出た後だからよく分からないけれど
せめて、患者さんには酸素カニューレつけてください

それと、手術室から出てきたばかりのとき、アンビューバッグがついているところまでは正しく再現されているのですが、そのバッグ、だれか押してください!
押さないと肺に空気が入っていきませんので、どうも気になって・・・私だけでしょうか?

| | Comments (3) | TrackBack (0)

いちごで

Short_cake


ショートケーキ
残り物でできちゃった

本当は、フレジエといういちごのケーキを作っていたんだけれど
スポンジが余って
生クリームが余って
いちごも余って
・・・組み合わせてショートケーキ

フレジエは、カスタードクリームと生クリームを使います
スポンジには、キルシュというお酒入りのシロップをしみこませます
似ているんだけど、ちょっと違う

いちごに生クリーム
やっぱり、なんとも言えない組み合わせ
そのときのいちごの味で、ケーキの味が全然違う「一期一会」のお菓子
↑オヤジギャグですいません・・・

フレジエの写真は、次に載せますね

| | Comments (5) | TrackBack (0)

されど せん妄

昨日ブログに書いた「ICUシンドローム」っていうコトバは古いそうで、今ではICU psychosis, ICU syndrome, acute confusion state, septic encephalopathy, acute brain failureが全て
Delirium せん妄
に統一されているそうです

たかが・・・されど
実はICUにいる80%近くがせん妄状態
つまり、66%くらいは認識されていないまま・・・

そうかも~
気づかないだけで、予備軍はたくさん

たまに お勉強して一番びっくりしたのは、Hypoactive delirium(低活動性)のせん妄のほうが、Hyperactive(過度な活動性)のせん妄より死亡率が高い
ってこと!

無関心、無表情、ぼーっとしているほうが、ソワソワ、イライラ、興奮状態で、何でも抜いちゃう人よりアブナイんです

まぁ、いろいろ分かったんですが(いろいろ、知らなかったんですが)
まずは、睡眠第一
昨日のおじさんにも、睡眠導入剤あげればよかったんだ・・・後悔

抗コリンを投与中なら、なるべく控えましょー
抗コリン??
なじみの薬でいうと、Atropine(除脈), Iprotropium(気管支), Oxybutynin(おしっこ)

ついでに、電解質もチェックしてね

FDAに認可されているせん妄用の薬はないのですが、Haloperidolを使うならQTが長くなるので注意
ほかには、Risperidone(抗精神)やSeroquel, ZyprexaもOKだそうです

以上、T. Noteからの抜粋でした~

| | Comments (0) | TrackBack (0)

オリ オフ 2日目

今日は、オリエンテーションが終わって2日目
昨日の血圧69/のトラウマもあって、かなりビクビクしながら病棟に登場・・・今日はだいぶ様子が違いました
Aちゃんも来ていて、二人とも当たったのはオペ後2日目の患者さん+オペ後数日たった患者さん

たいていオペ後1日目には、経過が順調ならICUを出てステップダウンに移りリハビリ開始
問題があると、居残り組みになります
この、居残っている理由が問題なんだけど・・・
私たち新人のダブルアサイメント(2人受け持ち)の患者さんは、1人は単に「ステップダウンに部屋が見つからなかった」のでもう一晩ICUに滞在
もう1人は「オペ後当初は問題があったけれど、今はほぼ回復(あと一歩でステップダウンに移れそう」という組み合わせ

「また、隣同士の部屋だね~~」と喜んでシフトを始めたワタシタチ
しかも、2人の患者さんのうち1人は、本来ならステップダウンに移っている人なんだし、落ち着いているだろうから余裕、余裕♪

現実は、違った(また)
この、「部屋待ち」組みが一晩中頭痛のタネ
Aちゃんの受け持ちのRoom 14のおじさんもtisaneの受け持ちのRoom 16のおじさんも、どっちもボケだした
tisaneの患者さんなんて、モニターを勝手にはずすし(しょちゅう)→アラームがなる(しょちゅう)→他のナースの注目を引く(しょちゅう)→ただモニターが外れただけ・・・→tisaneオオカミ少年化
しまいには、1人でベッドから立ち上がりナースコールの元栓を壁から抜いていたのを発見
ベッドから起き上がる動作って、実はオペ後厳禁なんです
腕を突いたり、強い力で柵につかまって体を引き起こしたり・・・
手術の時胸骨を開けているので、ちゃんと骨がくっつくまではそういう動作はダメ! なのに、おじさんきっとそうやって起き上がったに違いない
転ばなかっただけ、本当にラッキー

Aちゃんの患者さんなんて、一晩中叫んでいた
「ペギー!」
ベギーって、だれ?? 奥さんかな
私がちょっとのぞいたときには、両足がベッドからダラリぶら下がってもう少しで転落するところだった・・・
しかも、"Snake, Snake" 蛇が見えたらしい
・・・しょうがない

なんか、Med/Surgにいた時によく出くわした、今では懐かしい光景

ダブルアサイメントのもう片方の患者さんなんて「問題があって」残った方でしかも高齢(←92歳、開胸手術するか・・・)なのに、夜どうしよく寝てくれた
大いびき
今日は、心房粗動のカーディオバージョンをしたらステップダウンに移す、ということでした
それよりも、ナースコールのおじさんをさっさとステップダウンに移してあげた方がいいんじゃないかな
これが、ICUシンドロームっていうものなんでしょうか?
たしかに、ICUは「ゆっくり休む」環境じゃないです
一般病棟でもなかなか眠れないけれど、ICUはもっとかわいそう
コストの問題だけじゃなく、患者さんのためにも一日も早く出してあげた方がいいですね

| | Comments (5) | TrackBack (0)

はじめて ひとり

今日は、初「ひとり」で夜勤
もぅ、プリセプターは側にいてくれません・・・アタシ、ひとり

シフトの始まりに、次のシフトのナースと前のシフトのチャージナース(リーダー)が集まって、quick overviewをします
病棟の全ての患者さんの簡単な情報交換
それをもとに、次のシフトのナースの受け持ちが決まるしくみ

準夜勤のチャージナースによると、新人のtisaneとAちゃん「向け」のアサイメントは、Room 4かRoom5の患者さんだそうな
新人向けの患者さんとは、プリセプターによると「クローン」といわれる患者さんたち
Chronicからきているんだと思うけど、状態が悪くなかなかICUからは出られないが安定している人たち
それに比べてクローンじゃない患者さんは、その日手術から帰ってきてまだ挿管されている状態の人たち

そうか、Room 4と5には、クローンがいるのね?と思ったtisane
準夜勤のチャージが患者さんの状態を説明しだして、目が点・・・どっちも、今日の夕方オペから帰ってきているじゃないですかっ
しかも、どっちも血管収縮剤の点滴使っているじゃないですかっ
それでもって、どっちも挿管中じゃないですかっ

Room 4は、58歳女性、弁置換
Room 5は、78歳男性、冠動脈移植

Room 4は、血管収縮剤とインスリンの点滴
Room 5は、血管収縮剤とセデーションで眠らせている状態

「どっちがどっちの患者さんを持つ?」とチャージナース
・・・と言われても・・・
どっちも同じような状態じゃないですかぁ
4のほうがいいのかなぁ?若いし
すると、チャージナースは5のほうが薬で「眠らされている」から状態を安定させるのは簡単だ、と言う

どっちでも、いいよ、とAちゃんの顔を見ると、Aちゃんも「選びようが無い」という表情
すると、誰かが「コインを投げよう!」
ということで、私がRoom 5になりました

さて、シフトが始まってみると、患者さんの状態が話と違う
「眠らされて」いるはずなのに、起きている
起きていて、抑制されている(間違って呼吸器の管を抜かないよう、仕方なくデスヨ)
準夜勤の人は、「インスリンの点滴を始めなくちゃ、11時の血糖が高かったから」と言ったまま帰っちゃったので、まだインスリン点滴も始まっていない
血糖が高いのに、心拍出量を測定するための輸液は糖分が入ったもののままで、生理食塩水に変えていない
ううぅ・・・
とりあえず、早くインスリンを始めなくちゃっ

と思っているうちに、なんだか血圧下がり気味
さっきまで90代だったのに、86/ やばぃ もっと下がる・・・という予測どおり、みるみるる80/
そうだっ 血管収縮剤の量を上げればいいんだ(ピン)!とポンプに駆け寄ると、体重が入力されていないためmcg/kg/minの表示が出ていない
mlでしか量が示されていないのです~
オーダーは、mcg/kg/minで出ているので、これをmlになおすのか? ムリ
特に、今はそんな暇が無い
おぉ そうだ、コンピューターの記録なら、体重ごとの量が分かる!
今度はコンピューターに駆け寄ると、血圧74/ 
オーーーノーーー!
とりあえず、輸液量をガンガン上げて←数秒かせぐつもり?

次の瞬間、血圧が69/

本気で私のせいで患者さんが死ぬかと思いました
血圧60なんて、ありえない
そこに、悠長に現れたチャージナースが一言
セデーション、切ったら?

眠らせる薬の方を切るんだそうです
血管拡張作用があるから

するととたんに、血圧回復 78/
ん・・・このスキに、コンピューターで薬の量を探せる!

薬の量を調節したり、循環量を増やす輸液やコロイドを使ったりして、やっとインスリンの点滴まで手が回ったのが、1時
11時の高血糖から2時間たっちゃいました・・・(引き継いでから1時間半)
しかも、患者さんは10分おきに吸引を要求してくるし
その間、ひたすら心の中で叫んでいました
ウショツキ、ウショツキ~ ←準夜勤のチャージナース
「眠らせて」いるから簡単だ、なんて、ウソ
起きたじゃないですか~
しかも、混乱もせずフツーに起きたからそのまま抜管のプロセスに移行

隣の部屋のAちゃんが心配そうに声をかけてくれましたが、彼女にもどうすることもできず…
運良く抜管がスムーズに進んだので(←ベテラン呼吸器セラピストさんのおかげ)、それからのシフトはなんとかなりつつ、朝には患者さんは4Lの酸素とインスリンの点滴だけになりました

朝まで患者さんが無事で本当によかった

| | Comments (0) | TrackBack (0)

終わってしまった・・・

…というのか、始まってしまった、というのか

今日で、CVICUオリエンテーション終了
次からは「ひとり」です
ドキドキ

思えば、10月の終わりに初めてICUに行った時は、オペ室から(リカバリを通らず)挿管されたまま搬送されてくる患者さんを見て、「こういうのをアすることになるのか?」と半信半疑
同時に採用になったLちゃん、Iちゃん、Aちゃんとクラスに参加して、帰り道には地下鉄の中でも本を広げて大騒ぎ
みんな、あの頃は「無理」だと思っていたけれど、現実にひとり立ちの日が来ちゃった・・・
口をそろえて「信じられない」と連発

なにより、教えてくれた先輩ナースの根気と情熱にびっくり
仕事をするならきちんとした仕事をするし、チームのメンバーにもして欲しい
というのが、みんなの願い
ICUって、患者さんの受け持ちは1人か2人だけど、誰も「自分の患者さんさえ大丈夫ならいい」とは思っていないみたい
「あなたの患者さん、どう?」、とか「何か手伝おうか?」という声が飛び交う
反面、意見が食い違う時には、しっかり説明する
説明したうえで、お互いの妥協点を見つけあう
とにかく、チームワークの大切さを強調されました

さて、オリエンテーション最終日ですが・・・
受け持ちは、最終日に「格好の」患者さんになりました
その日の夕方オペから帰ってきた80歳の男性
バイパス術、オフポンプ
人工心肺を回さず、心臓が動いたまま手術
医龍では「オンビート」って言ってたっけ?
オンビートとオフポンプがごちゃ混ぜになって、うっかり申し送りのとき「オンポンプ」と言ってしまった・・・
これじゃ、話が違ってくるでしょっ

夜勤のメインイベントは、抜管・・・呼吸器から離脱させることです
このおじいちゃん、まさに生まれながらのコメディアン?
とにかく、ユーモアたっぷり
だいたい、呼吸器がくっついて話ができないのに、行動がおかしかった!

呼吸器の設定を変えて、30分は機械のサポートではなく自分でほとんど呼吸しなければならない状態にするから、と説明すると、まゆをひそめてしかもたぬき寝入り
それを、プリセプターがテレビをつけたり、大声をかけたり、手を叩いたりとひっきりなしに覚醒しつづけ、まるでチアリーダー
その間も時計を見ながら「まだ、夜中だろ、寝かせてくれ」という表情の患者さん
30分経って血ガスの結果がOKになり、本当に抜管する前に呼吸量のテストをするのだけれど、その説明をしても両目をぐるりと回して「テスト?本当にするの?」という表情

80歳だけれど、夜どおしワタシタチと一緒に起きて、がんばりました
無事抜管して、その後も状態がなんとか安定
なのに、朝になっったら「オレはこんなに病気だらけ・・・」とポツリ
手術したんだから、これからは良くなるだけですよ、と励ますと、ニヤリとして
"I have no sympathy here."(ここでは、ちっとも同情してもらえない)
だって!
みんなに、ありがとう、と言いたいところを気の利いたジョークでお返し
夜じゅう、おじいちゃんとプリセプターの掛け合いに笑わされたオリエンテーションでした
ユーモアが長生きの秘訣かな?

| | Comments (3) | TrackBack (0)

形だけでも・・・

08_osechi_1

08_osechi_2

08_osechi_3

一応、作ってみました おせち
本当は、何日も前から作っていいものもあるんだそうです
たとえば、黒豆とか栗きんとんとか・・・

結局、おかずになりそうなものばかりになっちゃったけれど、気持ちは元旦
なんか、ここにいると31日のNew Year's Eveに飲んで騒いでパーティーして花火見て
元旦は二日酔い・・・なんて情けないケースが 多
もっと、神聖な気持ちで新年を迎えようよぉ~
とはいいつつ、初詣に行く場所がない・・・

一の重
かまぼこ←買ってきました
若竹煮←たけのこは、水煮を買ってきました

って
けっこう、手抜きおせちじゃないですかっ
あ、紅白なますは初めて作りました
すっごく簡単です
しかも、売っているのより美味しい!
はじめて、紅白なますが美味しいと思った

二の重
栗きんとん←やっぱ、買ってきている
八幡巻き、如意巻き、エビの旨煮、牛肉の醤油煮・・・このあたりは、がんばりました

三の重
お煮しめです
これが、手がかかる
そのわりに、お味あっさり
和食ってそういうものよね

大根の下ゆでだとか面取りだとか、ごぼうやレンコンは酢水に漬けろだとか、こんにゃくはゆでてから鹿の子に切れ目を入れろだとか
(↑作りたくないんか?)

でも、出来上がってこれで新年を迎えると、なんだかうれしかったです
お弁当は、お煮しめです
(いたみやすいものから、片付ける)

あ、こんな私でもおせちらしきものができたありがたいご本は、右下に紹介しておきますね
手順ごとの写真も載っていて、助かります
しかも、盛り付け方やおせち作りカレンダーなど、とても丁寧
「有元家のおせち25品」

| | Comments (7) | TrackBack (0)

« December 2007 | Main | February 2008 »