Spare the Air Day
「スペア ディ エア デイ」というのが、最近よくある
祭日じゃない
記念日でもない
大気汚染を考える日
周辺のカウンティ全体で行っている(日本でいうと、たぶん東京・神奈川・千葉・埼玉かなぁ)
この日が近づくと、ローカルのTVやラジオで「明日はSpare the Air Dayです」と何回も放送される
まず一番の大気汚染の原因、「車」の使用を減らすのが目的
だから、公共交通機関をつかってもらおうと、料金が
タダ
になる!
地下鉄の入り口は、改札口や発券機に
Free
のサインが
バスに乗ると、コインの投入箱にビニール袋がかぶせてある
路面電車も、もちろんタダ
タダなら、車を使わずLeg Powerもいいかな?とついついのせられて、バスを使う
使ってみる
悪くない
結構、本数はあるし、時間も思ったほどかからない
そのほか、電気製品の使用を控え、ヘアスプレーを使わない
さらには、バーベキューもよろしくない…煙がでちゃう
ほんと予定していたけど、一日延期しました
地域全体でできる温暖化対策
周囲のみんなもやっているので、参加しやすいSpare the Air Dayでした
家族って すごい
昨日も、超過勤務で4時間延長して働きました(←人手不足)
朝7時から夜7時までず~っと患者さんを看ていると、その患者さんの「一日」がよく見える
午前7時=朝起きる少し前から、午後7時=夜ご飯が終わるまで、起きている間のほとんどの活動を看ることになる
5人の受け持ちのうち、3人の患者さんの家族が面会に来ました
やっぱり、家族ってすごい
家族が来ると、患者さんってすっかり元気になっちゃう!
17号室の33歳の女性
痙攣発作で入院してきて、24時間EEGをつけている(頭中、コードだらけ)
頭痛がひどいので、昼間でも真っ暗な病室で静かに寝ている
TVも見ないし、本も読まない
頭痛が起こらないように目を閉じて頭を冷やしている
トイレにも起き上がれないので、用足しはベッドパン
それも、やっと やっと
午後3時過ぎに、妹さんが来た
すると、いままでぐったりしていた患者さんが、おしゃべりをしている
家の近くの大好きなカフェから、ディカフェを持ってきてくれた!と大喜びで私にも話しかけてくる
妹さんに、ベッドパンの後、臭い!とからかわれ、大笑いをしている!
そこで、調子に乗ったワタシ(この様子なら、活動レベル↑、かも?と)
お湯を持ってきたら、体を拭いてみる?と聞くと
がんばって起き上がりはじめた
ふらふらしながら、ベッドに腰掛けた
そして、自分で拭く、と言った
妹さんが手伝ってくれるから、がんばって体を拭くことができた
さっぱりと新しいガウンに着替え、新しいシーツにくるまって、気持ちがいい!と
やっぱり頭痛は起こっちゃったけど、悲壮な表情ではなかった
ありがとう、妹さん!
二人目の患者さんは、9号室の88歳のおばあちゃん
左足の手術をした
もう、とっくにリハビリをはじめて、SNF (Skilled Nursing Facility、スニフ)に転院しているころ
ところが!
すこ~し認知障害が入っちゃっているので、なんでもイヤイヤ
ご飯も、気が向いた時にしか食べない
トイレを促しても応じないし、気が向いた時にベッドの上で勝手に用を足しちゃう
用が済んでも、拭きたくない、とそのまま寝ている…
医師が足を見ようとすると、
Don’t EVER touch the leg!!
と怒鳴っちゃう
まして、PTさんがきてリハビリしようとするなら、モノを投げる、たたく、腕を振り回す、罵声を浴びせる…
手のつけようが無い
ワタシが薬を持っていっても、
Do you think you can trick any people?
とまったく信用してもらえない…
夕方6時ころ、娘さんが来た
お母さん、どうですか?と聞くと、
今は、好物のナスを持ってきたから機嫌よく食べているけど…と
そこへ、医師が来て
「お母さんの状態がこのよう(なんでもイヤイヤ)では、引き取るところがないですよ」と開口一番、がつんと言った
医師としても、なかなか退院させられないので、困っているというのがホンネ
ちょっと、むっとした
お母さんのイヤイヤは、娘さんのせいじゃない
娘さんだって、一生懸命やっている
リハビリもできないお母さんを家に引き取るわけにも行かないし、どこか転院先を探してほしいと思うのは、当たり前だ
娘さんは、シュン、と下を向いてしまった
それからしばらく、医師から「現実」の講義を受けてしまったのだ
でも、病室に戻ってくると
前より一生懸命お母さんに話しかけている
コーラが飲みたい?
ジュースは?
氷は入れるの?
もう、6時になっちゃったけど、
朝の9時に飲んでくれなかったお薬を、持って行ってみた
全部で12錠もあるから、抗不整脈や高血圧など大事な薬と、ビタミン類の薬と二つのカップに分けて
娘さんに、できればこちらのカップから、と大事な薬のカップを渡した
一粒でも飲んでくれれば、いい
すると、おばあちゃんは、全部飲んだ
すごい! のどがつまる、とか、私は耳が聞こえないし目が見えない、と言い訳していたのに
しかも
コレステロールの薬は緑色のはずだ、見当たらない、と
自分がいつも飲んでいる薬を思い出してくれた
娘さんが6時に来て、7時に帰るまでの1時間
たった1時間なのに、ご飯をいっぱい食べて、薬を飲んで、ベッドをきれいにして、体を拭くことができた
娘さんが帰りがけに
You have to listen to your nurses.
You need to walk with therapist.
You have to see your doctor.
と何度も言い聞かせると、わかった、としぶい顔で了解していた
3人目の患者さん
70歳の男性で、手も足も動かない
意識のレベルも低下していて、目を開けるが、何の目的も無くきょろきょろさせるだけ
声をかけても、反応しない
トラキオストミーで呼吸をしている
奥さんが毎日来る
ご主人にめがねをかけてあげて、ヘッドホンをして音楽を聞かせてあげる
午後には、大きな両足を1時間かけてマッサージ
お肌がつるつる、だ
昨日も、午後2時ころやってきた
いつものとおり、めがね、ヘッドホン、マッサージ
小柄な奥さんが、自分のウエストほどもある大きな足をマッサージしている
元気になったら、奥さんにお返しのマッサージしなくちゃねぇ?
とワタシが患者さんに向かって話しかける
すると、奥さんが、アハハ、と笑う
それから、ご主人が笑っているように見える、と言った
笑うわけがない
でも、そう見えるなら、それでいい
大変でしょう?毎日…と奥さんに話しかけると
「元気なころ、いつも私の肩をマッサージしてくれたから、私がお返しをしているのよ」
という答えが返ってきた
夫婦って、すごい
こうして二人で生きていくんだ
奥さんの愛情が、今はこの患者さんの命を支えている
私たち医療従事者にできることって、限られているんだなぁ、と痛感の12時間勤務で
研修・・・三昧
病棟ナースは、家に帰れば仕事のことは忘れられる
申し送りが済めば、仕事はおしまい
家に仕事を持ち帰らなくていい
ハズだったのに・・・
夕方、マネージャーからの留守電
「明日はお休みの日だけれど、クラスに出てください」
だそうです
あー、お休みだと思っていたのに
今度は、Work Place Safetyというクラスだそうです
なんでしょう?
安全に働くためのクラス?
この前の、ボディメカニクス関連とは違うのでしょうか
先週のお休みも、つぶれました
なにやら新しいコンピューターシステムが系列病院全部に入るとかで
そのソフトの使い方の研修です
なれないパソコンを前に、がんばって習ってきました
その研修で初めて知ったのですが、うちの系列病院は9つの州に29病院と423の診療所があるそうで
13万人が働いているそうです
その全部の病院と診療所のナースや医師、検査技師にこのシステムを覚えてもらおうというもので、教育専門のエンジニアが旅芸人のように場所を移動しながら教えているようでした
と、このように、お休みの日でも時々研修が入ります
すると、お休みがお休みじゃなくなってしまいます
もちろん、クラスの分の時給は入りますが
お休みがほしいです
2週間後には、ACLSの更新の時期が来ます
さっそく、予習の教材を渡されておりますが、机の上に積ん読状態…
ほんと、ナースはいつも勉強です
つぶやきblogでした
Overtime
日勤は朝7時に始まり(ちょっとアサ早い)
午後3時から30分のShift Reportがあり、3時半に終了
病院には、Staffing Officeがあって、患者数と重傷度、そして予測される入退院数に合わせて次のシフトまでにナースと助手の人数を調整する
日勤の人員調整の場合は、午前4時までに病欠(call in sick)の受付が締め切りになり、人数が余っている病棟から足りない病棟へ、どのナースをフロートさせるのかを決める
それでも足りなければ、契約している派遣会社に連絡をしてRegistry Nurseを派遣してもらうことになる
そして、6時までに各病棟のナースと助手そしてクラークの名前が並んだ一覧表が病棟に届けられることになる
それから、各病棟でチャージナースが病棟のアサイメント(患者の割り当て)を決めるのだ
日勤が半分過ぎて午後になると、今度はEvening Shiftの人数調整に忙しくなる
病棟の主任さんも、自分が帰宅した後のEveとNight Shiftの二シフトの人数を出来るだけ調整しておく
昨日は、午後になって主任さんが現れ
Can you stay another four hours?
と聞かれた
4時間残るということは、3時半で帰るのが7時半に帰ることになる
病棟には、8時間勤務と12時間勤務があって、8時間勤務の日勤は3時半まで、12時間勤務の日勤は7時半で終了になるのだ
だから、12時間勤務の日勤は12時間勤務の夜勤に患者を引き継ぎ、翌朝12時間勤務の夜勤からまた同じ患者を引き継ぐことになる
継続した看護が出来るメリットがある
昨日は、日勤ナース5人のうち私ともう一人が8時間勤務、残りの3人が12時間の日勤だった
午後7時半まで残って、ということは、たぶんEvening Shiftが一人足りなかったのだろう
午後7時半に12時間の夜勤の人が来るまでの「しのぎ」だ
ま、受け持ち患者さんも安定していたので、あと4時間延長して働くことにした
案の定、日勤が終わって準夜勤になると、病棟はかなり落ち着く
状態の変化が無い限り、医師も新しい検査や薬のオーダーを出さないし、家族も帰宅するのでその対応もない
日勤ではできなかった記録も、ここで済ませる時間ができる
他のナースとちょっとしたたわいもない会話をすることも出来るし、安心してトイレにも行ける(笑)
時給は、最初の8時間を超えて勤務時間を延長した場合、延長した最初の4時間が1.5倍
その4時間を超えて次の4時間に突入すると、そこからは2倍
皮肉にも忙しい日勤よりも落ち着いて楽になった準夜勤になったほうが、稼ぎがいい
午後6時半を過ぎると7時からの夜勤ナースが病棟にやってくる
すると、またStaffing Office から電話がきた
Hi! It’s Nicole from Staffing. Can you do me a BIG Favor?
元気よく調子いいトーンのニコルの声
あーっ!
この切り出し方は…7時半からの夜勤のナースの数が足りないのか?
さらに4時間残って欲しいのかも
今日はダブル、か
しょうがないかなぁ、と心の中は了解しかけた
すると、
You don’t have to do a double, just be a break relieve for a next couple of hours. After the relieving, you can go home.
と言われた
どうやら、隣の病棟ではナースが一人足りなくて、だれも休憩に行っていないようなのだ
カリフォルニア州の法律では、Med/Surg.では配置が常に5:1ということになっているから、休憩のときに代わりに病棟に居てくれるナースを一人確保しておく必要がある
病棟で5人ナースが必要だったら、6人目のナースがこの役割を担う
これがブレイク・リリーフのナース
患者さんは、自分を受け持っているナースが休憩している間も、継続して看護を受けることができる
休憩に行くナースも、自分の仕事をそのナースに任せ安心して休憩に入ることができるのだ
休憩時間は一人30分だから、ナースが5人では2時間半プラス(休憩前後の簡単なレポートの時間)が必要になる
隣の病棟では、このプラス1のナースが確保できていなかったのだ
さすがに朝7時から働いて、ダブルシフトが終了する午後11時半まで、というのは長すぎるが、あと3時間だけ残って、ナースの交代要員だったら責任も軽くなるし…ということで、超過勤務を了解
午後7時半に、朝から自分の受け持ちだった患者さんをようやく夜勤のナースに引き継いだ
隣の病棟では、準夜勤のナースたちが休憩にも行けず、relieveの私を待っている
急いで行ってあげなくちゃ!
というのは、日本式(?)
その前に、しっかり「自分の休憩」をとらなくてはならないのです
日勤12時間では、ランチ30分と午前と午後に15分ずつの休憩が認められます
私の場合は、この12時間を超過しているので、次のシフト分30分の休憩が取れるというわけです
こういうところは、アメリカって遠慮がなくていいです
…とはいえ、やっぱり休憩も取れず私を待っているナースたちが気になって、15分だけ休憩をいただきました(やっぱり、日本人でした)
隣の病棟は、モニターをつけている患者もうんと少なく、外科とはいえ術直後の患者もなく、年齢層も若く、化学療法も日勤で終了していて
かな~り落ち着いていました
Break Reliveとしては、休憩中のナースの受け持ち患者を一度見回って、そのうち一人か二人、薬が必要だった程度
あとは、ステーションに「座って」電話をとったりオーダーを受けたりするだけ
あぁ、日勤の朝7時から11時までの超超忙しい時間に比べ、これは天国のような時間そして、時給が2倍
忙しさを縦軸に、時間の経過を横軸にとると、右肩下がりのグラフ
忙しさを縦軸に、時給を横軸にとると、右肩上がりのグラフ
になっちゃったわけです
ということで帰宅したのは午後10時半
朝5時に起きてから、長い一日でした
悲しい日勤のさが
今朝はゆっくり寝ていたかったのですが、あさ5時半から目が覚めています
Chiffon Cake with Rose Suger
アメリカのバースデー、独立記念日
金曜日と月曜日を休みにすると、5連休
祭日は火曜日だったにもかかわらず、金曜日から町中が祭日気分
私も勤務の合間をぬって、BBQをかけもち
シフォンケーキを持っていきました
今回は、茶葉の細かいイングリッシュティーを使い、ローズシュガーを添えて
生クリームに飾ったローズは、ハーブティーのローズ
そのまま目で楽しんでもいいし、
ハーブティーのカップに入れて、いつもと違うハーブティーの風味を楽しんでも
ブラウニーやパイが主力のアメリカのデザート
シフォンケーキはあまり知られていないのかな
これなぁに?
ふわふわだねぇ
という反響でした
これではいけない!
おいしく、しかも手軽に出来るシフォンケーキの地位を向上させなくては
小泉首相のエルヴィス
午後2時半になると、Evening Shiftのナースたちが続々病棟に上がってくる
日勤の私たちは、朝起きるとそのまま仕事に直行だ(つまり、ギリまで寝ている)が、準夜勤のナースたちは、起きてからTVを見たり少しゆっくりしてから出勤してくるのだろうか
今日もDoug (Douglas) が一番に病棟に来て、「今日ネタ」を話し始めた
W杯の結果かと思ったら、いきなり
Did you see Japanese Prime Minister do Elvis Presley?
と
聞かれた私は、一日働いていてTVなんて見ていないし、世の中で何が起こっていたのかなんて今朝の5時以降は知らない
ソーリ と プレスリー??
なんだ?さっぱりなんのことか分からない
とぼけ顔の私に、今度はDougが、「エルヴィスの真似をした小泉首相の物まね」をし始めた
足を大きく広げて両手を高く上げて、ヒラヒラさせている
なんだ、これ?
すると、他の準夜のナースも
あー、TVで見た見た!!と言い出した
何をしたんだ?小泉首相
大統領と「日米会談」じゃなかったのか?
大きな疑問を抱えたまま家に帰ってTVをつけた
すると、なんとエルビスの真似をしたソーリの様子が映っている
ニュースでやっている!
もちろん、トップのニュースはスペースシャトル打ち上げ延期のことだが、しばらくすると大統領と小泉首相が映る
たしかにDougがやったように、両手をヒラヒラさせている
準夜のナースがTVで見たということは、昼のニュースでも放送され、
こうして私は夜のニュースでも見ている
そんなに一日に何回も放送されちゃうなんて
まず、CNNで最初に見た
そうしたら、BBSでも流した
ということは、イギリスに居る人も見ちゃったわけだ
BBSはCNNよりだいぶ品がよく、まず、小泉首相の生歌は音はなし
両手ヒラヒラの物まねも一瞬映っただけ
あとは、静かに展示を見ている様子がアナウンスとともに流れてくるVTR
一番びっくりは、FOX
首相の歌まねはもちろん長め
さらに、画面が4分割になり、ラスベガスのエルヴィスそっくりさんや大統領そっくりさんが同時中継で登場
キャスターが「今回のグレイスランド訪問の意味は?」なんて質問している
結構な時間を割いて、訪問の様子を放送した
CNNでは、あまりにノリノリの「首相」の様子に、キャスターが芝居じゃないかと疑ったのか
「これ(小泉首相の物まね)は、パフォーマンスか?」というような質問に、記者が “genuinely likes him (Elvis)” と否定するやりとりがあった
だから
メインは、日米会談じゃなかったのか?
多分アメリカの人たちは、自分達の誇るエルビスを外国(日本)の人も好きなんだ、というのが嬉しかったのかも知れない
イランのこと、中東のこと、メキシコからの移民の問題など、周りは敵ばかりのアメリカ
そんな中で、「日本」の首相と大統領が仲良くしている映像は印象がいい
こんなにTVで小泉首相が映っても、
たぶん多くのアメリカ人は「コイズミ」という名前は覚えていない
Japanese Prime Ministerと理解しているのだ
そして、「日米会談」に来た「ついで」にグレイスランドに寄ったつもりが、「会談」はそっちのけで「グレイスランド訪問」ばかりがニュースになってしまった
まぁ、難しい話はいい、か
私としては、Doughの両手ヒラヒラのなぞが解けただけで、今日も眠れる



















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