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4月 日本人ナースの会

恒例、日本人ナースの会

毎回新しい方も含め、多くのご参加うれしいかぎりです!

今日は、遠くLAから電車に乗ってたずねて来て下さった方もあり、恐縮

なにか、お役に立てる情報があれば、少しでも多く持ち帰っていただきたいトコロです

やはり、ビザの取得が一番困難で、スポンサーになってくれる施設を探すのが第一関門

時間もお金も無駄にはできませんから、なんとかよい就職先が見つかるとよいです

こちらに決まった場合は、ぜひぜひ、ご連絡くださいね!

Speech Therapistの方も参加してくださいました

在院日数の極端な短縮で、脳梗塞では4日入院→リハ病院への転院、の毎日でしたから

STにリファーしてから、いったいなにをやっているのだろう?どのくらいフォローされて、回復していくのだろう?

ギモンだらけ…でした

どうやら、言語リハビリは、とりあえず6週間のフォロー

その間、言語にたよらないその他のコミュニケーションツールを練習するのだそうです

たとえば、サインランゲージ、コミュニケーションボード、など

脳のダメージの程度にもよりますが、回復はゆっくりで難しいそうです

嚥下困難の場合は、4週間のフォローで

「食べられるもの探し」

液体の濃度、食べ物をMechanical SoftにするのかPureedにするのか

どうやったらうまく飲み込めるのか、こつをつかんでもらうのだそうです

やはり大事なのが、Chin tuck あごをぐっと引いて、食べ物が気管に流れないようにします

基本の基本ですね

他の領域から見る疾患は、おもしろい

勝手ながら、キャリア相談も片隅で行われていました

シフトのこと、他の病棟への異動はどうかなぁ、など←人間関係のウワサ話、とも言えるが…

いやぁ、ウチの病院のICUは、かなり気をつけたいらしい…?

こういう情報って、かなりかなりタイセツ!!

日本でもアメリカでも、やはり悩みは同じですね

ともかく、無事に7回まで継続することができ、隊長あれ?会長には、感謝です

めざせ1周年記念会!!!!

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新人ちゃんの気持ち

土曜日は、ホントーに忙しかった!

病棟はFull House(満床) そして、重症度も↑↑

私の受け持ち5人も、朝からすでに「やることリスト」がずら~り

血液検査、血統測定、ガーゼ交換、ヘパリンの点滴、退院指導、食事介助

病棟のみんなが忙しかったうえに、ナースコールが、かわるがわる鳴り続け

ベッドアラーム(転倒予防のためのアラーム、患者さんが立ち上がろうと体重を移動すると♪メー

さんの ひつじ ひつじ ひつじぃ♪と鳴り響く)があっちこっちで歌う

そのたびに、あっちに走り こっちに走り 

何しろ患者さんが立ち上がってしまって転ぶ前に、そこに到着しなくちゃいけないから!

そのうえ、心電図モニターのRed Alarm

Yellow Alarmよりさらに緊急性の高いのが、Red Alarm

Red では、ナース全員がその患者さんのもとに駆けつけ状態を確認する

なんとなく、新人ちゃんがタイヘンそぅ、とは思っていたけど

こちらはこちらで、自分の患者さんのことで手一杯

とても「何か手伝おうか?」といえる状態じゃない

案の定、新人ちゃんはだいぶ業務が遅れてしまって

その上チャージナース(リーダーナース)にいろいろ助けを求めるものだから、チャージナースもチャージ業務どころではなくなり、怒っていた

シフトの終わり

新人ちゃんがtisaneのところに来て、Do you have a minute? と

新人ちゃんにそう言われたら、Noとは言えない

二人で誰もいないカンファレンスルームに行く

…と、いきなり新人ちゃんがテーブルに突っ伏して、泣き出してしまった!

どうしたらいいのか、わからない

どうしてこんなに業務が遅れたのか、わからない

何がどうなったのか、わからない

と泣くのだ

なんか、頭の中がごちゃごちゃみたいで、いろんな状況を次々に話している

頭の中が混乱しているから、何がどうなったのか把握できないのだ

本人が混乱しているから、その話を聞いているこっちまで混乱しそう

朝の8時に一人目の患者さんの所に行きアセスメントをして呼吸状態が悪いことに気がつき対応していたら、他の患者さんに9時に渡すはずの薬が、11時になっても渡せなかった…と言い出した

これは、まずいだろぅ、いくらなんでも9時が11時半…

病院のプロトコールでは、指定の時間の1時間前または1時間後までは薬を与薬してもいいことになっている

つまり、2時間の幅があるわけだ

9時の薬なら、8時にあげてもいい 

遅くても10時までにあげればいい

それが、11時

しかも、その事実を、まだ記録もしていないし(午後4時)、医師にも報告していない

医師への報告をしなければ、自分のライセンスを問われかねない

遅れた事実は、きちんと報告し記録しておく必要がある

これは、きっちり覚えておいてね

そして、優先順位のつけ方

「薬」は、何よりも大切

患者さんは治療を受けるために、病院に入院している

一人の患者さんの呼吸状態が悪く、その対応をしていたのは分かるが、例えば呼吸器セラピストが到着し対応している間は、一時ナースは離れても支障はない

その間に、一人でも二人分でも、薬は配ることができるんだよ

7時半にレポートが終わって、10時半まで状態を確認しなかった患者さんがいる、というのだ

つまり、一人目の患者さんの呼吸状態が悪いのでその対応に追われ、他の患者さんの所には行けなかった、というのだ

…その間にどうにかなっていたら、どうするの?

たとえば、チャージナースに状態の悪い患者さんのことを一時まかせ、その間に他の患者さんの様子を確認する

15分あれば済むはず

7時半から10時半まで3時間も「ほったらかし」は、危険すぎ!

プロトコールでも、1時間に一度は様子を見ることになっている

Head to Toeのアセスメントをしなくても、COPDの人の呼吸音を聞く

心不全の人の、心音と肺音を聞く

脳梗塞の人の、神経系のチェックだけはおこなう

それくらいは、2,3分でできるように、ヘルスアセスメントの技術を練習してね

そして、チャージナースの役割

何から何まで、チャージナースにお願いはできない

どうやら、新人ちゃんはチャージナースは忙しいナースをヘルプする人、だと思っていたらしい

??

チャージナースの業務は、病棟を円滑に運営すること

チャージナース=助っ人 ではないんだよ

急変が出て、対応が必要ならそのヘルプはしてもらえるけど、自分の患者さんのケアは自分がおこなう

でも、今回の体験のせいで

看護が嫌い

にはなって欲しくなかった

今回の体験は、自分の未熟さをしるチャンス

優先順位がつけられなかったこと

タイムマネージメントができなかったこと

報告と記録を忘れていたこと

チャージナースの業務をきちんと理解できていなかったこと

アセスメントのスキルの練習不足だったこと

それに気づいたのだから、あとは向上させるだけ

Aware of what I dont know is better than Unaware of what I dont know

いつか、

Do it without thinking

という日がくる

必ず来る

次の日、新人ちゃんはなんとか出勤してきた

そしてtisaneに「どうしても受け取って欲しい」と、白い小さな包みをくれた

なんか、いい香り

それは、せっけん

彼女の手作り

オーガニックの材料だけを使って、ひとつひとつ丁寧に作るのだそうだ

色も香りも無理につけたりせず、全て天然素材

ラベルには Orange Lavender と印刷してあった

「もちろん、ここ2,3ヶ月は作るヒマがないけどね」と笑っていた

さわやかな柑橘系のかおりと、すがすがしいラベンダー

思わず目を閉じて深呼吸したくなる

まぶたの裏に、草原が広がり

静けさの中にざわざわと草の揺れる音だけがする

一時、そんなところに私を連れて行ってくれた せっけん

Orange Lavender

これが、新人ちゃんの気持ちなのかも

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OK to . . .

目を閉じて、病院の建物を想像してみてください

どんな建物ですか? 大きいですか? 白いですか?

入り口まで歩いていく自分を想像してください

ドアを開けてロビーに入っていきます

広いですか? 音はどうですか?何が聞こえますか? 

何が見えますか? 周りにはどんな人がいますか?

まっすぐロビーを歩いていき、エレベーターまで行ってください

上へ上がるボタンを押します

エレベーターは他に何台かありますか? 他にも待っている人がいますか?

どのくらい、待ちますか?

エレベーターのドアがあき、中に入ります

そして、目的の病棟がある階のボタンを押します

エレベーターのドアが閉まり、静かに上へ上がっていきます

エレベーターの中はどんな様子でしょうか? 自分ひとりですか?

明るいですか? エレベーターのスピードはどうでしょう

目的の階に着き、エレベーターのドアが開きます

探している病棟はどっちでしょう 右?左?まっすぐ?

目的の病棟のナースステーションがありました

どんなところですか? 何がみえますか? 何が聞こえますか?

どんな人がいますか?

犬もいますか?

いぬ?

ステーションのカウンターにいたら、カチ カチ カチ カチ…と耳慣れない音が

そのうち、へっ へっ へっと息を吐く音

振り返ると

大きくて、黒くて、毛が短くて、耳が立っていて、鼻が長いイヌが

堂々と連れている人の前を歩いて 人間をひっぱってやって来る

このイヌ、威張っている!

カチ カチは、イヌのつめが歩くたびに廊下に当たる音

へっ へっは、イヌが息を吐く音だった

黒いイヌが赤いひもで人間をひっぱってくる

一瞬信じられない光景

ペットセラピーをやっているような、美しい病棟でもあるまいし

ここは、急性期のドタバタ ガチャガチャ 煩雑でうるさく忙しい病棟

イヌが病院にくるなんて、考えてもみなかった 看護学校でも教えてはくれなかった 

今でもくっきりと目に浮かぶほど焼きついてしまった光景

白い壁と白い廊下に 黒と赤のコントラスト

そして、カチ カチ へっ へっ の音付き

それが、廊下を曲がって病室のほうに行こうとしている!

反射的に

Wait, Wait, Wait! と声をあげた

「プリーズ」なんていっている暇がない

ここは、病院だ

清潔第一 安全第一の場所に、許可なく動物が入っていいわけがない!

呼び止められた人間のほうは、悪気もなく早口で真っ赤になって言い訳を始めた

どうやら、7号室の患者さんの犬で、患者さんがどうしても犬に会いたいということで医師に許可をもらったらしい

こっちは聞いていない オーダーシート(医師の指示用紙)にも書いていない

今日、自分の患者のところに犬が来るなんてことは、知らない

そこへ「許可を出した」という医師が、のっそり現れた

自分が、犬を病室に連れて来てもいい、と言った、と言うのだ

そんなら、お犬様をとおしてあげましょう

OK, go ahead.

まったく、気の弱い門番だった

が、それだけでは済まされない!ワタシはナース

「先生、それならオーダーシートに、そう、書いてください!」

医師と患者がよくても、他の患者さんに対してはどうなのですか

他の面会者への影響だってあるじゃないですか

子供もくるのですよ

(そして、ここがアメリカらしいのですが)

スタッフの安全はどうなるのですか

犬の毛アレルギーや犬恐怖症のスタッフだっているのです