同期のみんな

Cafe_bread_2

同期のIちゃんやAちゃんとは、よく仕事の後で病院のカフェテリアで「朝食兼おさらい会」をします
おさらい会では、ここ最近新しく知ったこと、薬の使い方、処置などの体験を話し合います
夜勤明けで半分眠いので、満腹になること以外に本当に有益かどうかは別として・・・

Aちゃんは、実は今日も明日も出勤予定だったのだけれど、「病欠」
しあさってからの休暇のための準備をしなくちゃ~、とこっそり言っていたので、Call in Sickというのはもう知っているんです(内緒)
3週間、スイスだそうです
そのため、今日のおさらい会には出席できず

時を同じくして、Iちゃんもち休暇へ行っちゃう
一週間、国立公園近くの山に「タイムシェア」と言っていました
タイムシェアというのは、ホテルやコンドミニアムを一年のうちの限られた日数・期間使用できる権利(と私は理解しているが)
知り合いにも、マウイのウエスティンにタイムシェアがある、というご夫婦がいるけれど、毎年行きたいくらいマウイが好きなんだそうです
それで、タイムシェア
結局は自分の不動産にはならないから損、という考え方もあるけれど、年に何回も行きたい場所だったら便利でいいよね

Iちゃんの場合は、3ベッドルームでキッチン付きというから、ほとんどマンション
ただ、ホテルのようにお掃除やリネンの取替えなどもしてくれるそうです
滞在型のホテルなのかな

そこで、ハイキングをしたり、バーベキューをしたりして過ごすのだそう

これまた時を同じくして、同期のLちゃんもいなくなる
彼女は、郊外に家を買ったので、家族でお引越し
系列の別の病院に異動するそうです

今日は、Iちゃんと病院の外に出て近くのカフェで朝ごはん
パン屋さんのカフェなので、とにかくパンがおいしい!
おいしいパンもたくさん調達してきました
これでしばらくは、新人tisane一人ぼっちの夜勤になります
朝のおさらい会はしばらくお休み
乗り切れるかなぁ~~


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海外旅行保険

大学、大学院でお世話になった恩師から、いきなり留守電にメッセージが残っていた
「知り合いが、日本で旅行中に怪我をして病院に行ったので、日本の診断書をこちら(アメリカ)の保険会社に提出するために英訳して欲しい」

恩師、自分ではやらないんだ、トホ・・・

それからしばらくして、顔も名前も知らないヒトから日本の診断書と診療にかかった領収書のコピーが郵便で届いた
この辺りにある、日英翻訳の会社も教えてあげたんだけどなぁ

この方、「ちゃんとお金は払いますから」というので、いったいこういう翻訳の相場はいくらくらいなのか、いくつかの翻訳会社に電話して聞いてみた
「一文字20セント」
だそうです
日本語 → 英語の翻訳の場合、出来上がりの英語の文字数を数え、一文字当たり20セントで計算するのだそうです
「ただし、内容によって変動あり」
なんとも、あいまいな

そこで、半額の一文字10セントはどうかな~と考えてみた
いいけど
アタシ、本当に医療従事者だし、ちょっと加算してもいいかな?
ということで、12セント、と依頼主に言ってみた

OK

そこで、ゴゾゴゾとまた苦手な英作文
日本語は日本語で、結構難しい
こういう、改まった日本語にはしばらくお目にかかっていない
和英辞書、医学辞典、さらには、国語辞典まで総動員してしまった・・・

結局3ページで3時間かかった

出来上がりの文字数をカウントすると、1681文字
1681 x 12セント = $201. 72

え~~っ、たった3ページで201ドル!
翻訳会社なら、336ドルですよ → 1ドル104円で、3万4千944円
けっこう、儲けてまんなぁ

3時間で336ドルなら、時給にすると112ドル・・・時給1万1千648円・・・ありえない
↑↑
看護師、本気で辞めようと思った瞬間

せっかく日本に旅行に行ったのに、怪我をしちゃって
挙句の果てに、翻訳料のみで$201はなんだかかわいそうな気がしてきた
別に、お金が欲しいわけじゃなく
恩師の頼みだから、引き受けた(ってほど、たいしたもんじゃないけれど)
1文字12セントの段階でかなり割引なんだけれど、依頼主には「全部で100ドルでいいです」と言っておいた
アタシだって、アメリカに来たばかりの頃にはいろんなアメリカ人に助けられた

タダで学校の宿題を何度も見てくれた人もいる
一人じゃない
何人も、だ
自動販売機でおつりが出なくて困っていたとき、一緒に事務所に行って書類を書くのを手伝ってくれた人もいる
旅行先で宿泊先が見つからず、そのまま夕食を食べて泊まらせてもらった事もある
だから、100ドルでいいです、と依頼主には説明した
100ドルのチェックと一緒に入っていたお手紙には、「また、日本を訪ねたい」と書いてあった

日本人が海外で医療を受けた場合、全部実費なんですよね?だから、海外旅行の前には海外渡航の保険をかけるし、留学していたときにも1年ごとに保険をかけていた
アメリカの場合、アメリカ国外で医療を受けても、あとで保険会社に請求すると自分の保険の種類に応じた額が払い戻しされるんですね
だから、海外旅行に行くから、と、わざわざ新たに保険をかける必要がない
ちょっと便利かも


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推薦状~お礼状

Thank_you_letter_2


今頃は、日本は新人さん、新卒者など新しい人を職場に迎えている頃でしょうか
アメリカは、5月と言えば卒業式
これから、就職の時期です
このところ、立て続けに Letter of Rrecommendation を書いてくださいという依頼があって、苦手な英作文と格闘していた
去年の夏、実習で受け持った8人の学生のうち、3人が推薦状を書いて欲しい、という
ニホンジンのアタシが、何で英語を書かなくちゃいけないんだ!と逆ギレ状態
書いてあげたいけれど、自分の英語力のなさが情けない

就職に必要な推薦状は、普通2通
元上司、担当教員など、自分の仕事や学校での努力をよく知る人が適切
内容は、とにかくホメちぎる
なんたって、就職の書類審査の一つになるわけだから、いいところをここぞとばかりにアピール
いつも思うけれど、アメリカ人の「誉め上手」にはホトホト感心
誇張度 x 10、くらいはあるだろうか ← 本心は別として
tisaneも、「出会ったときから、そのまじめな姿勢に心を打たれた」なんていう推薦状を書いてもらったことすらある
心を打たれる、なんて、人生でそう何度もあるわけない
のに、「心を打たれた」と書いてもらった
おかげで、無事就職できた

自分が過去に書いてもらったいくつかの推薦状を読みながら、「学ちゃんにも、これくらいしてあげないとだめかな~」なんて
そこでまた、英作文が先に進まない・・・

今回頼まれた3人は、それでも比較的ラクなほうだった
一人は、チームの一員としてよく動き、実習では病棟中の血糖値の測定をして回るほどだった
彼女は、何度もやって練習になるから、と言っていた
もちろん、病棟中のナースには、お手伝いをして大感謝されていた

二人目の彼女は、母親の経営する高齢者施設を手伝いたい、ということで、高齢者看護にとても興味を示していた
食事介助などはお手のモノで、tisaneなんかよりよっぽど上手に介助していた
おとなしいけれど、実はテキパキと動いていた
おとなしい、というのは、ここアメリカではちょっと誤解されることがある
しゃべらない、意見を言わない=知らない、分からない、という烙印を押されてしまう
でも、行動を見ていれば、彼女が家で勉強をしてきて、技術を復習して、計画を立て実際に実行しているのが良く分かる
私の評価では、当然A+の学生だった

三人目は、もともと国立大学で生物学を勉強してきた学生
頭がよい
でも、それだけじゃなく、学んだことをきちんと実践に生かす学生だった
終末期の患者さんを受け持ったとき、学校で「話を聞くことの大切さ」をさらりと習っただけなのに、実際に患者さんが眠りにつくまでベッドの横のいすに座っていたのだそう
学生として、なかなかできることじゃない

今、たくさんの就職希望者から書類が集まってくる病院としては、推薦状だって山ほど集まるわけだ
他の推薦状に負けてたまるか!
アタシの学生の良いところが、できるだけ具体的に伝わるようにがんばって書いた(英作文)
どうか、希望通り就職できますように

先日、一人の学生から、お礼のカードが届いた(チョコレートつき♪)
I truly had a really great experience and am glad that you were my instructor. I had the opportunity to gain a welth of skills and knowledge under your instruction and I appreciate all the support and encouragement you have given me!

・・・アメリカ人は、お礼状を書くのもウマい・・・


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ICD 植え込み型除細動器

カジノと言えば、ラスベガス(最近じゃ、マカオらしいですが)
だけじゃないんです
このあたりでは、リノが人気
車ですぐ行けるし、タホ湖のそばで空気もいい
町中がギラギラのラスベガスに比べると、のんびりカジノを楽しむ感じ
よく、60代、70代の世代が夫婦そろって「リノにカジノに行く」というのを耳にします

大学では「リノで高齢者が心臓発作を起こす」と習ったのを、今でも覚えているけれど、ウチの病院に入院してくる人には「カジノ中に・・・」と言う人にはお目にかかったことがなかった
リノから遠いからかなぁ
リノは、スキーリゾートもある山の上
空気が薄い、カジノで興奮、睡眠を忘れて熱中、カフェイン、タバコ・・・いろんな要素が重なるんだそうです
ひどい例では、コロラドの空港に飛行機が着いて、飛行機から降りたとたんに心臓発作

ところが、先週友人のお父さんがリノで心停止、という知らせが
やっぱ、いるんだ・・・リノで心臓が止まる人

カジノ中に、バタリと倒れたらしい
そこは、カジノも慣れたもの?すぐにAEDをつけて救急隊が駆けつけたのだそうです
1日くらいは呼吸器のお世話にもなっていたらしいのですが、結局ICD (implantable cardioverter-defibrillator、植え込み型除細動器)を入れて帰ってきました

友人(医療関係ではない)の話によると、肋骨を守るために1ヶ月くらいは運転できない、と言われた・・・と
そうなんです、ICDでは開胸はしないのに
な、なんと、心マッサージ中に肋骨を2、3本ポキポキしてくれちゃったそうなんです
まぁ、命を助けてくれたから文句は言えないんだけれど、救急隊のお兄ちゃんたち、鍛えられたマッスルでガンガンCPRしたんでしょうねぇ

ちょうど、AJCC (Am. Journal of Critical Care)が届いて、
これまたちょうど、ICD関連の研究が載っていました
マサチューセッツのジェネラル病院で70人の患者さんを対象にした研究
身体、心理的機能とQOLについて、4年間のフォローをしたそうです
一般的なこれまでの研究は、もっとも長くて1年
その後どうなっちゃったのかについては、報告がないそう

結局、身体的な機能は、もともとの心疾患やEjection Fractionが平均39%ということもあって、4年後には評価が下がっているのだけれど、精神的には状態が良くなっているそうです
特に、緊張、怒り、抑うつ、倦怠感、混乱などは減少
ただし、実際に除細動が作動した場合は、自信の喪失や器械への不安が特に強まる

QOLについては、変化ナシ
この研究では、ICDを埋め込んで、医療者側としては「ハイ、これで安心」と投げ出しちゃうのはよくない、と指摘しています
ICDを入れても、心疾患は心疾患
その後の身体機能を維持しようと思ったら、心臓リハビリに参加させるフォローアップが必要
実際には、有酸素運動を8週間行ったグループでは、除細動が作動せずに済んだという報告もあるそうです

ICDの電池のチェックのため、結局は数ヶ月ごとに病院に来るのだから、そのときにナースやPT、栄養士さんとも会えるといいんでしょうネ(理想かな)

Carroll, D. L. & Hamilton, G. A. (2008), Long-term Effects of Implanted Cardioverter-Defibrillators on Health Status, Quality of Life, and Psychological State, American Journal of Critical Care, 17 (3), 222 - 230.


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